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2019年08月30日

エレベーターの女


8階に住んでいる仕事が忙しく帰りはいつも深夜だにわか雨が肩を濡らすが気持ちいいくらいに思っていた。

ただ、いつもは明るいはずのエレベーターホールがやけに暗く見えた。

暗いのもすぐに理由がわかった。

何本かの蛍光灯の1本が切れている今に始まったことじゃない。

ココの管理人は仕事が遅いエレベーターが1階に着きドアが開いてギョッとした中に人が居る・・・ドアに背を向けじっと立っている赤いリボンと赤のワンピース女だ乗り込むのを一瞬躊躇したが乗らないのも変なのでそっと入り込んだ女に背を向けた状態で8階を押した。

ボタンがどれも押してないことに気が尽き失敗したとすぐに思った。

自分の住んでる階を押したくなかった階上ランプを見つめながらエレベーターってこんなに遅かったかって考えていた女は後ろを向いたままじっとして動かない8階に着きエレベーターを降りたが女は変わらず後ろを向いている部屋に着き少し落ち着きシャワーを浴びたビールを飲み二缶目を飲もうとして冷蔵庫が空なのに気づいた近くにコンビニがある。

サンダルを引っ掛けエレベーターを呼んだドアが開くと女が乗っていたさっきと同じ格好で背を向けじっと動かない今度は乗れなかった

posted by まとめ at 08:00 | 怖い話
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