2017年01月17日
「勉強をしなさい!」の悪影響
言われたことにただただ従うというのは自尊心を低下させることにつながります。
「勉強をしなさい!」と子供に言い続けて、子供がそれに従い続けます。
すると子供は自分の力では何もできないと無意識的に考えるようになってしまうかもしれません。
自尊心が低くなっているかどうかはわかりにくいものです。
単に「俺の描いた絵うまいだろ」「私算数得意なんです」
と言っているだけでは自尊心が高いかどうかは判断できません。
子供が納得しておらず、ただ「この先生を怒らせると怖いから」「お母さんにダメと言われたから」
といった理由で言うことを聞いていることは後々に悪影響を与えます。
中学生、高校生、大人になってから従わせていたことのしっぺ返しが来たりします。
しかし、言うことを聞かせていた教師や親が責められることはありません。
悪影響が出るまでの期間が非常に長期的だからです。
逆に良い教育をしていた教師でも担当児童が良い大人に育っても評価されることはないでしょう。
言うことを聞かせられていないという短期的な効果だけが見られるからです。