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2024年09月16日
キャリアアップや独立開業できる中小企業診断士資格
中小企業診断士って国家資格?
中小企業診断士は、経営コンサルタントとして一定の能力を有することを証明する国家資格です。
また中小企業診断士資格試験に合格して経済産業大臣の登録を受けた者以外の者が、中小企業診断士の肩書を用いることは法律で禁止されています。
中小企業診断士資格は役に立たないと言われる理由
中小企業診断士資格は、ネットなどで取得しても役に立たないと言われることがあります。
その主な理由は以下のとおりです。
- 国家資格だけど独占業務がない
- 資格よりも実績や実務経験の方が重要
- 資格の維持費が発生する
それぞれ詳しく解説します。
国家資格だけど独占業務がない
中小企業診断士は国家資格ですが、医師や弁護士などのように特定の国家資格保持者だけが行うことを許可された業務がありません。
無資格者でもコンサルティング業務ができるので、中小企業診断士資格を取得するための勉強時間やコストを考慮すると資格取得は割に合わないと考える方もいます。
資格よりも実績や実務経験の方が重要
中小企業診断士資格を持っていない方でも、経営コンサルタントとして優れた実績を顧客にアピールできれば高単価の仕事を獲得できます。
さらに経営コンサルタントとして高額の報酬を稼いでおり中小企業診断士資格を保有していても、あえて中小企業診断士と名乗らない方もいらっしゃいます。
その理由は、中小企業診断士の一般的な報酬の相場が世間に認識されているため中小企業診断士として依頼を受けてしまうと報酬を上げにくい側面があるからです。
資格の維持費が発生する
中小企業診断士資格を保持するには、5年に1度資格の更新をするために5回講習を受講しなければいけません。
その講習5回分の費用が3万円発生します。
中小企業診断士として資格手当てや仕事を獲得できなければ、お金を稼げないのに更新にかかる費用や時間を失ってしまうため役に立たない資格だと感じるかもしれません。
中小企業診断士資格を取得すれば人生が変わる?
中小企業診断士資格は役に立たないと一部の方に言われる一方で、取得して人生が変わったと言う方も多数います。
中小企業診断士資格を取得すると具体的に以下のメリットがあります。
- 資格手当が貰える可能性がある
- 資格取得が昇進に役立つ可能性がある
- 独立開業できる
- 公的機関から仕事が貰える
- 副業に役立つ
- 一定の社会的信用を得られる
- コンサルティング会社などへの転職に役立つ
それぞれ詳しく解説します。
資格手当が貰える可能性がある
会社の就業規則に、中小企業診断士資格取得における資格手当てに関する記載があれば資格手当てが貰える可能性があります。
会社によって異なりますが、月に1万円〜3万円程の資格手当てを貰える場合が多いです。
資格取得が昇進に役立つ可能性がある
中小企業診断士資格試験で勉強する知識は、ほとんど全ての企業で必要とされるものなので資格取得は昇進に有利に働きます。
会社によっては、中小企業診断士資格の取得が昇進の条件の1つになっている場合さえあります。
独立開業できる
中小企業診断士資格試験で学んだ知識は、独立開業に役立ちます。
特に、集客して商品を販売するためのマーティング知識は独立開業する場合には必須知識です。
中小企業診断士資格を取得すれば、マーケティング知識と経営コンサルティングというお客様に提供できる商品を手に入れられます。
公的機関から仕事が貰える
中小企業診断士には、公的業務と呼ばれる行政機関等から仕事が貰える制度があります。
中小企業診断士として専門家登録をすることで、公的機関から仕事を紹介してもらえます。
副業に役立つ
中小企業診断士資格を取得して週末に副業としてコンサルティング業務を行うことができます。
また、試験勉強で身に付けた知識を活かしてwebライティング等の副業でお金を稼ぐこともできます。
一定の社会的信用を得られる
コンサルタントと称される方の中には、知識も実績も無く詐欺まがいの商売をする方がいます。
そのため、コンサルタントと聞くと怪しいイメージを持たれる方も多いです。
しかし、国家資格である中小企業診断士資格を取得すればコンサルタント知識を備えた専門家として一定の社会的信用を得られます。
コンサルティング会社などへの転職に役立つ
中小企業診断士資格試験で習得した知識は、ほとんど全ての企業に役立つものです。
特にコンサルティング会社への転職には、資格取得が有利になります。
中小企業診断士の年収
厚生労働省jobtag によると中小企業診断士の年収は、780.9万円です。
日本人労働者の平均年収は443万円なので、平均よりもかなり高年収です。
中小企業診断士資格は、会社員として雇用される他に独立開業や副業などで活かせます。
雇用される場合は、年収は低くなりがちですが独立開業すれば自分の実力次第でいくらでも年収を上げられます。
副業から小さく始めて、経営が軌道に乗った後に独立する方も多いです。
中小企業診断士資格試験の難易度
中小企業診断士資格試験は、国家資格試験の中でも難関試験に分類されます。
試験合格に必要な勉強時間は、一般的に1000時間以上と言われています。
中小企業診断士資格試験は1次と2次試験で構成されており、最終的な合格率は毎年10%未満です。
1次試験はマークシート形式で出題されますが、経営法務という法律問題に苦手意識を持たれる方が多いです。
2次試験は1次試験合格者だけが受験でき、筆記と口述形式で実施されます。
筆記試験は、想定された事例から実際に経営改善の施策を記述するため応用力が問われます。
また筆記試験には、マークシート形式のように正しい回答が1つだけ明確に存在するわけではないので対策がしづらいです。
中小企業診断士資格試験は独学でも合格できる?
結論から言うと、中小企業診断士資格試験は独学での合格は厳しいです。
1次試験だけならば、マークシート形式の出題なのでテキストと過去問題集を繰り返す独学でも突破できるでしょう。
しかし2次試験の筆記試験では、知識の習得以外にも応用力などが問われます。
さらに筆記試験では正式な解答というものが明確には分からず、他者からの指摘がないと自分勝手な間違った解答に気付けない恐れがあります。
そのため、独学での中小企業診断士資格試験の合格は難しいでしょう。
そこで、中小企業診断士資格試験に合格にオススメなのが通信講座を利用した学習方法です。
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