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2023年07月02日
転職や独立に役立つおすすめ資格
「ブラック企業から転職したい」
「転職に役立つ資格が知りたい」
「資格を取って独立したいけれど何がおすすめ?」
資格を取得して現状を改善したいけれど、たくさんの資格があり過ぎて何を取れば良いのか分からないと悩んでいませんか?
資格の中には取得できれば人生を変える強い武器になるものもあれば、主催者が受験料を得ることを目的とした全く価値のないものも存在します。
この記事では、転職や独立開業に役立つおすすめの資格を紹介します。
この記事を読めば、全く価値のない資格取得に貴重なお金と時間を浪費してしまうことがなくなります。
自分に必要な資格かどうかをしっかり見極めて、役立つ資格を取得しましょう。
需要のある資格とは
需要のある資格を一言で述べると、取得難易度の高い業務独占資格や必置資格です。具体的には医師、弁護士、公認会計士、不動産鑑定士などです。
しかし、いくら需要が高くても難易度が高すぎて取得できなければ、時間とお金が無駄になります。
この記事では限られた天才しか取得できない資格ではなく正しい努力をすれば大多数の方が取得できる可能性が高い、おすすめの資格を紹介しています。
資格の分類
日本には様々な資格がありますが法律に定められた国家資格と、それ以外の民間資格に分類できます。
〇国家資格
法律に基づいた国家資格は以下の3つに分類されます。
- 業務独占資格
- 必置資格
- 名称独占資格
それぞれ詳しく解説します。
業務独占資格とは、資格者以外の者が業務を行うことを法律で禁止しているものです。
違反すると懲役や罰金を科されます。
必置資格とは、事業所などに資格保有者を配置することを法律で定めているものです。
業者が違反すると業務停止処分となります。
名称独占資格とは、資格取得者のみが資格名を名乗ることを法律で許可しているものです。
取得者以外の者が、資格名を名乗ったり名刺に記載したりすると罰金に科されます。
分類は3つですが、業務独占は名称独占でもあるなど資格によって重複するものがあります。
〇民間資格
国家資格以外の資格は公的や民間資格と呼ばれます。
法的な裏付けはありませんが、取得者の一定の能力を証明できます。
これからの時代に役立つ資格
高齢者増で需要が拡大すると想定される介護、医療業界関連資格は、今後ますます価値が上がるでしょう。
また、あらゆる分野でデジタル化が促進されているため、ITや人工知能に関わる資格も需要が期待できます。
その他生活する上で必要な法律系の資格は、時代の変化に関わらず一定の需要が見込めます。
介護系資格
〇介護福祉士 難易度:普通 受験資格:あり(養成所での研修又は実務経験が3年以上必要)
介護業界唯一の国家資格が、介護福祉士です。
名称独占資格で、介護福祉士国家試験に合格しなければ取得できません。
介護に関する技能と知識を有する人材として、特別養護老人ホームなどの社会福祉施設で需要があります。
医療系資格
〇薬剤師 難易度:難関 受験資格:あり(6年制大学の薬学部を卒業)
薬剤師は、薬剤師法に基づく業務独占資格です。
主な独占業務は、医師が処方した処方箋に従って薬を揃えて患者に交付することです。
薬局や製薬企業などで薬剤師の求人数は多いため、就職には困らないでしょう。
パートやアルバイトでも高額な時給で募集されています。
〇看護師 難易度:普通 受験資格:あり(養成所又は大学の卒業)
看護師は、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を業とする業務独占資格です。
看護師の主な勤務先は、病院、診療所、福祉施設、保健所があります。
受験資格のハードルがありますが、求人数が多く就職の際に役立ちます。
法律系資格
〇税理士 難易度:超難関 受験資格:あり(学歴、資格、職歴による証明書類)
税理士は、税務署類の作成、税務の代理、税務相談を独占業務とする国家資格です。
試験の難易度は高いですが、科目合格制のため仕事をしながら複数年かけて取得する方も多いです。
資格取得後は、税理士事務所に勤務して経験を積み独立するのが一般的です。
業務の特性上、企業と顧問契約を結びストック型の報酬を得られるので安定した経営がしやすくなります。
〇行政書士 難易度:難関 受験資格:なし
行政書士は、官公庁に提出する書類や事実証明、権利義務に関する書類の代理作成と
それらの書類作成についての相談を独占業務とする国家資格です。
行政書士の求人数は少なく、資格取得後は独立するのが一般的です。
ただし試験と実務の知識は全く異なるため、1から業務の勉強をしなければいけません。
また集客や経営の知識を学び個人事業主として戦略をしっかり練る必要があります。
業務はスポット型のものが多いため、集客に苦労するかもしれません。
しかし、法律が改正される度に年々業務範囲が拡大されるため他の行政書士と差別化しやすいです。
行政書士には、職務上必要があれば他人の戸籍謄本や住民票を取得する権利が与えられているため、
遺産相続人の調査や家系図作成を業務とする方がいたりアイデア次第で稼げる資格です。
行政書士の詳細はこちら
〇司法書士 難易度:超難関 受験資格:なし
司法書士は裁判所、法務局、検察庁などに提出する書類の代理作成や登記、供託に関する手続きの代理を
独占業務とする国家資格です。
資格取得後は、司法書士事務所に就職して経験を積み独立するのが一般的です。
司法書士試験はかなり難しく取得者も少ないため希少価値があり、高齢の方でも就職先に困りません。
受験資格もないため努力次第で人生を変えられる資格です。
IT系資格
〇高度情報処理技術者試験 難易度:超難関 受験資格:なし
高度情報処理技術者試験は、ITスキルを証明するためのものです。
業務独占、名称独占、必置資格ではありません。
しかし試験の難易度は高く、合格できれば優秀な人材として評価され就職に有利になります。
働きながら取得できる転職に有利な資格
〇宅地建物取引士 難易度:やや難しい 受験資格:なし
宅地建物取引士は、重要事項の説明や重要事項説明書および書類の記名押印を独占業務とする
国家資格です。また、宅地建物取引業者には専任の宅建士を配置する義務があるため
宅地建物取引士は必置資格でもあります。
そのため不動産業界で求人数が多く、就職の際に役立ちます。
〇日商簿記検定2級 難易度:やや難しい 受験資格:なし
日商簿記検定2級は、商工会議所が主催する民間の資格試験です。
しかし一部の国家資格よりも就職に数段役立つ、誰もが認める人気資格です。
簿記の知識は、どの業種でも必要なため取得しておいて損はありません。
〇社会保険労務士 難易度:難関 受験資格:あり(学歴、資格、実務経験による証明)
社会保険労務士は、労働社会保険関連法に基づく書類の代理作成や書類作成についての相談を
独占業務とする国家資格です。
雇用保険や社会保険の手続きは、業種に関係なく必須なので就職の際に役立ちます。
役に立たない資格
簿記や英検は誰もが知る民間資格です。
これらの資格は法律の裏付けがなくてもその知名度によって、企業の採用担当者に取得者の能力を証明できるため、就職に役立ちます。
しかし知名度の低い民間資格は、主催する団体の信頼性や試験の公平性、難易度が分かりづらく不明な点が多いです。そのような資格では、取得者の能力を正しく証明でないため就職に全く役立ちません。そもそも民間資格は、自由に資格の名称を決めて商標を登録すれば誰でも創設できるのです。
そのため、詐欺師が権威のあるような名称の民間資格を勝手に新設して、就職に役立つと宣伝している資格詐欺も存在します。資格取得を検討する際は、どんな団体が主催しているのか?独占業務はあるのか?など取得するメリットをしっかり確認して詐欺に引っかからないようにしましょう。
まとめ
ここまでおすすめの資格を紹介しました。内容をまとめると以下の通りです。
〇需要のある資格は取得難易度の高い業務独占、必置、名称独占資格
〇日商簿記検定は民間資格でも就職の際に役立つ
〇知名度の低い民間資格は役に立たない
〇資格取得を検討する時は、メリットを確認して資格詐欺に気をつける
需要のある資格は、試験難易度が高い傾向にあります。独学ならばお金を節約できますが、
モチベーションが維持しづらく非効率な勉強方法で無駄な時間を浪費するなどのデメリットがあります。
合格率を上げたい方や効率的に学習したい方にはスクールを利用した学習がおすすめです。
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