渋谷ブリットポップ

オアシスは、全部マストバイだと思う。人気があっただけにアンチも多いが良い曲だらけなのは間違いない。勢いがあり良く売れた「ディフィニトリー　メイビー」や「モーニンググローリー」あたりから聞けば聞いたことある曲も多いが凡作と言われる「ビー　ヒア　ナウ」「スタンディング　オン　ザ　ショルダー〜」なんかもあのオアシスだから凡作なのであって良い曲も沢山入ってる。「ヒーザン　ケミストリー」からの３作品は円熟を帯びて正にこれからどんなジジイ　バンドになってくれるのか楽しみだったので解散はショックだった。特に最後の２枚には苦悩を乗り越えた何かを感じただけに残念だった。ノエルは、「ノエル　ギャラガー」で書いた通りご意見番として、また最高のソングライターとして成功しているが、リアムはBeady Eyeを解散させてしまいちょっぴり寂しい。このままPretty Greenの運営だけなんて寂しいこと言うなよ。あなたは俺たちの「ロックンロールスター」なんだから。

ブリットポップは、スウェードやブラー、オアシス以降のムーブメントだが、その礎になったのがストーンローゼスだと思う。年代的にはギャラガー兄、デーモンアルバーン、小山田圭吾あたりと一緒なのでもろ影響された世代なのだが、ダイレクトに聞いたってことを差し引いても凄い影響力を持ったバンドだと思う。もの凄く売れたわけでもなく、どちらかといえば全盛期に不遇も多く味わったバンドだが２年前に初めてライブを見たときは感動して泣いてしまった。このバンドにスーパースターはいないが４人が集まったとき、この４人でなくてはダメなんだということを改めて実感した。「石と薔薇」「セカンドカミング」しかオリジナルアルバムは無いが特に前者はお薦め。筆者にとっては永遠のバイブルだ。映画『メイドオブストーン』も是非見ていただければ更に凄さが分かると思う。