2016年06月03日
物の考え方パート⒉
論理構成の基本となる、ピラミッド構成法を紹介します。
どんなに膨大なデータであっても、どんなに複雑な事柄であっても、
MECE的な考え方でそれを分類し、整理していきます。
MECEとは、大きな問題に対して、漏れがなく、重なりがないように細分化して考え、
それによって効果的、効率的に問題を把握し、解決しようとする概念です。
あるデータなり証拠からある結論が導き出されると、
その結論はまた次の証拠に対するデータになる。
そうすると必然的に結論は一つになっていきます。
あとは全てそれをサポートするための証拠にすぎません。
構成の方法は、下から積み上げていくボトムアップ式の場合と、
もっとも重要と思われる結論をいちばん上に置き、
トップダウン式にその証拠を下に置いていく場合があります。
1. データや事柄を分析・検討し、導き出された結論・主張をリストアップします。
2. リストアップしたものを、類似テーマごとに分類してグループを作ります。
3. 同一グループ内での結論・主張を順序別に仕分けます。
このとき、因果関係にあるものは下に、結果を上に置く。
同じプロセスの一部にあたるものはステップの早い順に置く。
また並列的な関係にあるものについては、
時系列で発生時の順(過去・現在。未来)、大きさの順(売上の高い順など)、
社会慣習(宗教や北海道から沖縄へなど)、重要性(重要ポイントから始める)などによって順序を作り、
横に並べるといいです。
4. 同一レベルに共通した結論・主張を検討し、そこから導かれる結論・主張を一段上に位置づけます。
5. 以上の作業を繰り返して、すべての主張がピラミッドを完成するまで繰り返します。
「ようするに、何が言いたいのか?」「それを一言で言うとどうなる?」
「その証拠はあるのか?」
「その証拠の正当性を証明できるのか」
「その仮説を検証するために、どういうことがわかればいいのか?」
本当の人を納得させる力は、十分な情報収集や分析、
仮説、検証の繰り返しによって得られた、論理的にも絶対に正しい結論と、
発案者のもつ自信と信念によって、はじめて生まれてくるものです。
考えるべき観点
業界の動向
業界、人の動きについての分析と、それに基づく業界や組織の動向に関する一つの結論をだす。
競合他社の動き
業界の中で新しい流れをもっともよくつかんでいる先駆者、ライバルを明示し、
その理由、その実績という事実を示し、それゆえこの会社の伸長力は著しいのだと結論を出す。
当事者の状況分析
それに対して当事者もしくは組織の動きはどうか。どの部分で後れをとっていることが
問題の原因なのかを提示する。
改善機会のための条件
その状況はどんな状況によって改善できるか。
具体的な数値目標などを明示し、実現できる可能性などの事実を示す。
解決の道
この困難な問題はどうすれば解決できるのか、解決のための選択肢を示す。
多くの改善案のうち、もっとも効果が高く、費用や実現可能性、競合反発などの観点から見て最適の案を一つだけ選ぶ。全体の結論となる。
実行計画
結論に基づいた実行計画。いつまでに何をやるのか。実行責任者は誰なのか。体制や組織、レポートの頻度、何を成果としてモニターしていくのか、この計画の成否を判断する条件は何か。こうした細かな点についても実行計画の一つとして作っていく。
せめて5時間、10時間は語れる内容がなければうまくいきません。
言葉で全部伝える訓練が重要であり、言葉できちんと伝えるためには、
論理がしっかりできていなければいけません。
。、
情報をどこに収めたらいいのかがわかり、情報の量と質が適切なインデックが付いて引出やすい適切に引き出して使うことができる状態にします。
言われた内容の主張が論理的にエラーがなく、感情的にも受け入れられ、何をすべきか理解し行動可能な状態にします。
目的の見えない主張では人を動かせない、情報を出しすぎて意思決定を妨げている可能性があるので注意です。
原則として
メッセージ=主張×根拠
Aだから(根拠)、Bすべきである(主張)
相手のなぜ?に5回以上答えられるくらいの根拠がしっかりしている。
自分が想定する疑問点と相手が実際に疑問に思う点は、なかなか異なるものです。
最終的に実現したいポイントをしっかり言及し一言でまとめられる様になりましょう。
参考までに雑学です。
最初は知らない「不信・不適」(それは何?自分には関係ない)
言いたいことはわかるけど今は忙しいという「不要・不急」(今は必要ない)
「ほしいけど高い」または「あるものでいいのでは?」「自分でできるのでは?」という経済性を問われる「不経済」
さまざまな選択肢がある中で本当にここから買ってまちがいないのかという「不安」を払拭する
意思決定に働く6つの心理
返報性
何かをしてもらったらお返しをしなくては、と思う心理
一貫性
会社のミッションやその心情に合ったものには、ノーと言えないような心理
社会的証明
みんなこうしてるといわれると、自分も同じようにしなくてはと思う心理
好意
好きな人の要求には応えようとする心理
権威
偉い人が言ってるということには、人は中々逆らえないという心理
希少性
今だけ、最後の一つと言われると、つい今決めなくてはと思う心理
どんなに膨大なデータであっても、どんなに複雑な事柄であっても、
MECE的な考え方でそれを分類し、整理していきます。
MECEとは、大きな問題に対して、漏れがなく、重なりがないように細分化して考え、
それによって効果的、効率的に問題を把握し、解決しようとする概念です。
あるデータなり証拠からある結論が導き出されると、
その結論はまた次の証拠に対するデータになる。
そうすると必然的に結論は一つになっていきます。
あとは全てそれをサポートするための証拠にすぎません。
構成の方法は、下から積み上げていくボトムアップ式の場合と、
もっとも重要と思われる結論をいちばん上に置き、
トップダウン式にその証拠を下に置いていく場合があります。
1. データや事柄を分析・検討し、導き出された結論・主張をリストアップします。
2. リストアップしたものを、類似テーマごとに分類してグループを作ります。
3. 同一グループ内での結論・主張を順序別に仕分けます。
このとき、因果関係にあるものは下に、結果を上に置く。
同じプロセスの一部にあたるものはステップの早い順に置く。
また並列的な関係にあるものについては、
時系列で発生時の順(過去・現在。未来)、大きさの順(売上の高い順など)、
社会慣習(宗教や北海道から沖縄へなど)、重要性(重要ポイントから始める)などによって順序を作り、
横に並べるといいです。
4. 同一レベルに共通した結論・主張を検討し、そこから導かれる結論・主張を一段上に位置づけます。
5. 以上の作業を繰り返して、すべての主張がピラミッドを完成するまで繰り返します。
「ようするに、何が言いたいのか?」「それを一言で言うとどうなる?」
「その証拠はあるのか?」
「その証拠の正当性を証明できるのか」
「その仮説を検証するために、どういうことがわかればいいのか?」
本当の人を納得させる力は、十分な情報収集や分析、
仮説、検証の繰り返しによって得られた、論理的にも絶対に正しい結論と、
発案者のもつ自信と信念によって、はじめて生まれてくるものです。
考えるべき観点
業界の動向
業界、人の動きについての分析と、それに基づく業界や組織の動向に関する一つの結論をだす。
競合他社の動き
業界の中で新しい流れをもっともよくつかんでいる先駆者、ライバルを明示し、
その理由、その実績という事実を示し、それゆえこの会社の伸長力は著しいのだと結論を出す。
当事者の状況分析
それに対して当事者もしくは組織の動きはどうか。どの部分で後れをとっていることが
問題の原因なのかを提示する。
改善機会のための条件
その状況はどんな状況によって改善できるか。
具体的な数値目標などを明示し、実現できる可能性などの事実を示す。
解決の道
この困難な問題はどうすれば解決できるのか、解決のための選択肢を示す。
多くの改善案のうち、もっとも効果が高く、費用や実現可能性、競合反発などの観点から見て最適の案を一つだけ選ぶ。全体の結論となる。
実行計画
結論に基づいた実行計画。いつまでに何をやるのか。実行責任者は誰なのか。体制や組織、レポートの頻度、何を成果としてモニターしていくのか、この計画の成否を判断する条件は何か。こうした細かな点についても実行計画の一つとして作っていく。
せめて5時間、10時間は語れる内容がなければうまくいきません。
言葉で全部伝える訓練が重要であり、言葉できちんと伝えるためには、
論理がしっかりできていなければいけません。
。、
情報をどこに収めたらいいのかがわかり、情報の量と質が適切なインデックが付いて引出やすい適切に引き出して使うことができる状態にします。
言われた内容の主張が論理的にエラーがなく、感情的にも受け入れられ、何をすべきか理解し行動可能な状態にします。
目的の見えない主張では人を動かせない、情報を出しすぎて意思決定を妨げている可能性があるので注意です。
原則として
メッセージ=主張×根拠
Aだから(根拠)、Bすべきである(主張)
相手のなぜ?に5回以上答えられるくらいの根拠がしっかりしている。
自分が想定する疑問点と相手が実際に疑問に思う点は、なかなか異なるものです。
最終的に実現したいポイントをしっかり言及し一言でまとめられる様になりましょう。
参考までに雑学です。
最初は知らない「不信・不適」(それは何?自分には関係ない)
言いたいことはわかるけど今は忙しいという「不要・不急」(今は必要ない)
「ほしいけど高い」または「あるものでいいのでは?」「自分でできるのでは?」という経済性を問われる「不経済」
さまざまな選択肢がある中で本当にここから買ってまちがいないのかという「不安」を払拭する
意思決定に働く6つの心理
返報性
何かをしてもらったらお返しをしなくては、と思う心理
一貫性
会社のミッションやその心情に合ったものには、ノーと言えないような心理
社会的証明
みんなこうしてるといわれると、自分も同じようにしなくてはと思う心理
好意
好きな人の要求には応えようとする心理
権威
偉い人が言ってるということには、人は中々逆らえないという心理
希少性
今だけ、最後の一つと言われると、つい今決めなくてはと思う心理
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