2015年06月22日
インドの旅114
デリーでの宿も決まり、その宿を紹介してくれた日本人バックパッカーの男性と食事に行く事にしたのだが、宿から出てメインバザールに出た所にある中華食堂だった。外は暑いので近くの場所で食事が出来るのは非常に嬉しかった。とりあえず、コーラと炒飯を注文してみた。日本人の彼は旅も長くて、すでに半年になる所だと言っていた。自分は、もう1年の経っているのかー。とシミジミと旅を振り返っていたが、旅なんて長さの問題ではない。誰でも、ちょっとした金と時間があれば出来る事なのだと思い、彼に自分が旅をしてきた国を説明したのだが、彼が食いついてきたのが「中国」であった。バックパッカーは中国を敬遠する人が多い。なぜだか分からないが、経験がある人でも中国はどうだったか?と聞きたがる。特に普通に旅をしてきたが、嫌な事もあったけど、今思うと行って良かったと思う方が強かった。と彼に伝えた。彼は、ベトナムからスタートしてきてインドは北だけしか行ってなく、今後はパキスタンに行くつもりだがデリーの暑さで暫くは、ここにいるだろうと話していた。ベトナムからの旅だと同じ所に泊まっていたりしていたりして話が盛り上がった。注文した炒飯は美味しくて、ムンバイからカレーを食べなくなったと言うか、カレーに飽きていたので中華料理は最終的な逃げ道でもあった。食事を終えて店を出たら、果物が売っていたのでライチとマンゴーを買って宿へと戻った。彼の部屋に行って果物を食べる事にしたのだが、エレベーターのない建物の5階に彼の部屋があった。部屋の中にはシャワーとトイレが完備されていて窓が付いているので外の景色が見えて明るい。だが、この階段を昇り降りするのはきついなー。と思っていたら、彼も「キツイ」と言っていた。なので、食事くらいしか外に出る事はないと話しており、彼は無造作にマリファナを出して吸い始めた。彼は一日中、マリファナで飛んでいるらしく、デリーに来てからメインバザールだけしか知らなくて街には繰り出していないらしい。ここに来て、2週間も経っているのに友達も作らず、1日中ボーっとしているだけだと言う。こんな暑い所でぶっ飛んでいるなら、カトマンズに行った方がいいのでは?と話してみたが、カトマンズに行く気力もなく、ここにいるらしい。半年でよくベトナムからデリーまで着いたなと言う印象だったが、彼とはウマが合いそうだと思い、買ってきたフルーツを食べ、話をして夕方まで過ごした。