ジョードプルでの楽しい日々も4日が経っていた。メヘラーンガル城の中は見たし、子供達と友達にもなり毎日会うようになっていた。ちょっとお腹が空けば、宿の近くにサモサの美味しい店もあるし、宿でも食事を出してくれて何不自由なく暮らしていた。このまま1ヶ月ほどいても飽きなさそうだし、人々も優しくて住みやすい。でも、宿には宿泊者が相変わらず自分しかいなくて、夜は寂しい。何とか夜を楽しみたいのだが、治安はいいのだが暗くなったら帰ってきて欲しいと宿から言われているので、言われた通りにしているのだが夜の楽しみがなくて、どこかで日本人のバックパッカーにでも出会ったら同じ宿に泊まろうかと思ってもいたのだが、欧米人バックパッカーすら見かける事もなかった。せっかく出会った子供達から逃げるように、この街を出る訳にも行かなかったので、少なくてもあと3日はいる事にした。次に向かう先は、すでに決めていた。最後のデリーだ!いよいよ、終焉となる一人旅にも寂しさを感じていて、インドからパキスタンに向かって、まだ旅を続けようかな。とも思ったりしていた。パキスタンに行けば、その次はイラン、そしてトルコ。このままアジアの最後を見て行こうかと考え始めていた。所持金も見て見たが、まだ日本円にして20万円ほどある。クレジットカードもあるし、旅は続けられる。楽しみが増えるのはいいが、問題は一つ。このまま就職もせずにプラプラと旅を続けていていいものなのか。。。世界を見たいと思って日本を出たのはいいが、結局はバックパッカーなんて仕事をしたくない堕落した人間がする事だとも思っていた。旅を続けるのか、それとも日本に帰って就職するのか。夜のメヘラーンガル城を見ながら自分の心の中で葛藤していた。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image