カルカッタの朝を迎えて、日が昇るにつれて暑くなってきた。35℃はあるだろうか。バナラシと似た感じの気候であったが、自分は間違った季節にインドへ来てしまったのかと感じるほどであった。クーラーのある所に逃げたくなるので、早朝に見た映画館らしき場所へ行ってみる事にした。インド映画に興味はなかったが、1回くらいは見ておこうと友人とチケットを購入してみたが上映まで2時間もある。宿に帰って、また来るのも面倒なので時間を潰せる所はないか、チケット売り場で聞いてみた。映画館と隣接している所にバーがあると言うので行く事にした。バー?ヒンズー教でアルコールは禁止のはずだがと思ったが入店してみたら、外人用に造られたバーである事が判明した。昼間から冷たいビールで乾杯する事にした。店内はクーラーも効いており、なんと贅沢な一日なのだろうと映画開始まで快適に過ごせた。上映時間が近くなってきたので、館内に入ってみたが、すでに人で埋め尽くされていた。自分達の座席を探して座ってみたが、かなりゆったりしていて、これなら2時間程度の映画も楽しく見れるな。と思っていた。館内はクーラーも効いており最高の気分だった。映画が始まると、最初は悪党が出てきて正義が勝ち、祝福でダンスが始まりと、どこかで見たようなストーリーで何を言っているのか分からなくても大体の内容は分かる。最初は結構面白いなと思っていたが、このようなシンプルなストーリーが何回か繰り返されて時計を見てみたら、もう3時間は過ぎていた。エンディングが来ないので知らない内に寝てしまっていた。友人も飽きたのか自分より先に寝てしまっていた。ちょっとして起きてみたら、まだ何十人かでダンスをしている映像が目に入ってきた。一体、何時になったら終わるのか?と思っていたら、いきなりエンドロール。え?あれがエンディングだったの?と言う感じで終わってしまった。安くて時間潰しには良かったが、もうインド映画は見ないと心に決めて宿に戻る事にした。結局、映画は4時間半も上映していたので外は夕方になっていた。
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