フエには昼前に着いた。どこかの大きいホテルの前だった。地理が分からない街なので、いきなり降ろされて困惑したが、実にシンプルな作りの街なので迷う事はなかった。フエに来て、初めて見たのだが、世界一綺麗な衣装と言われているアオザイを着た人が多くいる。中学生、高校生くらいの女の子達もアオザイを着ている。自転車とバイクが多く走っており、綺麗に整備された道を歩いて、目的の宿にたどり着いた。そこは、安宿街になっており、日本人が泊まる宿と欧米系が泊まる宿に別れていた。自然とそうなったんだろう。その日は、満室であったが1番上の階のバルコニー近くのロビーなら空いていると言う。部屋ではないので、1ドルでいいと言われた。部屋だと3〜5ドルするので安く泊まれる分にはウェルカムだ!中国から旅をしてきて、新しい街に着くと、すぐに街を散策していたが、旅に慣れたのかグウタラになったのか、チェックインしたら宿でゆっくりするようになってしまった。フエで見どころと言えば、フエ王朝の城を見るくらいなので外に出る気にもならなかったかもしれない。南下してくると暑さも増してくるので、疲れも出てきているんだろう。ゆっくりした後に、夕飯と夜に飲む飲料水を買わないといけないので近くまで外出してみた。大きな川が東西に流れており、南北に橋が掛かって大きな一本道になっているのが、メインストリートで、そこに欧米人用のカフェがあった。夜はそのカフェで食事をしたが、値段はそこそこ高いが美味しかった。帰りにはミネラルウォーターを買って宿に戻った。宿には日本人がロビーで本を読んだり、酒を飲んだりしている人が多く、自分達もその酒を飲ませてもらった。どこから手に入れたのか分からないが、大勢で飲む事になり、もうパーティー状態で自然と声も大きくなっていた。目の前の欧米系の宿から『うるせー、馬鹿野郎!どういう教育を受けているんだ!』と英語で汚ない言葉を発してきた、白人男性の声が聞こえたが、みんなお構いなし。欧米人も同じ事をやっていて、日本人はそんな事を言わないで我慢しているので、その欧米人には悪いが宿で騒ぎ、その夜は楽しく過ごして就寝した。
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