次の朝、宿のフロントに行って、成都までの電車チケットを買いたいと伝えると、一番最初に
西安で宿を紹介してくれた奴が出てきた。西安駅で電車チケットが買えない理由を教えて欲しいと
聞くと、「手に入らない。」しか教えてくれない。ここではここのルールしか通用しないのかと思い、
その男に手に入るか?と聞いたら、すぐに手に入るとの事。
明日の出発なのに手に入ると言うのは何とも不思議だった。夕方になったら持ってくるから、
ここのレストランまで来てくれ。と言う。
フロントで渡してくれればいいのに、前金じゃないみたいなので「まっいいか。」と思い、レストランで
待ち合わせをした。
日本人の彼も起きて来て、手に入るみたいだよ。と告げたら、「俺はチェックアウトして、違う所で買ってみる。」
と言う。相当、兵馬俑ツアーでの事が嫌だったのだろう。別れを告げて、自分は町へと出かけた。
西安の町も、そろそろ飽きて来たなと思いながら歩いていると、地図に「イスラム人街」と書いてあるのを
発見。これは、面白そうだな!西安は部分的にもイスラム圏にも入っているのか!と思いイスラム人街へ
向かった。
確かこの辺りのはずと思って歩いていると、普通でさえ陰気臭い裏道が、さらに暗く陰気臭くなってきた。
治安は大丈夫なのかな?と思っていると、頭に白い帽子を付けた人が増えてきた。まさしくテレビで見る
イスラム教の人達だ!ここのイスラム人街の人は陽気で気さくな人達ではなかった。
なんか暗くて、しかも漢民族の公安をよく見かける。なんだか物騒だが、ちょっと違う世界が見れたのには
感動した。街並みは中国だが、そこにイスラム教徒が住んでるみたいなだけなので、足早にイスラム人街
から離れた。
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