2021年1月14日に米国科学アカデミー紀要に掲載された論文では、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって2020年のアメリカにおける平均寿命が1年以上減少する」と予測された。
アメリカの平均寿命は20世紀後半から大幅に増加しており、1959年には69.9歳だったのが2016年には78.9歳になっていた。
ところが、近年では平均寿命の増加が頭打ちになっているようで、2014年〜2017年にかけて薬物の過剰摂取や自殺、アルコール関連の病気、肥満といった要因によって平均寿命は0.1年ずつ縮んでいるという。
さらに、COVID-19の影響によって2020年のアメリカでは65歳の人の平均余命が0.87年減少し、平均寿命は1.13年減少して77.48歳になるという予測になったとのこと。
南カリフォルニア大学で博士研究員を務めるTheresa Andrasfay氏とプリンストン大学のNoreen Goldman教授の研究チームは、「2021年になれば平均余命が元通りになる」とは予想していません。「私たちは死亡率を悪化させかねない健康と経済への影響が今後数年にわたって続くと予想しており、2021年の平均余命にも引き続き影響があるだろうと予想しています」と述べている。
日本も例外ではない。
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