コーヒーは、さまざまな健康的利点や眠気覚まし、嗜好(しこう)品として多くの人々に飲まれている。
ポルトガルのコインブラ大学の研究チームがコーヒーについて研究、分析したところ、定期的に1日約3杯のコーヒーを飲んでいる人は、平均寿命が約1.84年長くなることが判明した。
また、これは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる健康寿命の増加にも関連していたという。
しかしながら、この研究の多くは、コーヒーの消費量を被験者の自己申告に頼っているという制限があるようで、研究は主要な国際コーヒー企業が支援する非営利団体・コーヒー科学情報研究所によって資金提供されたという点も、留意する必要があるとのこと。
さらに、今回の分析には非常に多くの研究が含まれているため、摂取するコーヒーの種類や被験者の人口統計、研究期間といったさまざまな変数があるほか、コーヒーの摂取で得られる効果にも個人差があるが、合計で数百万人という被験者の多さや人種の幅広さは、今回の研究の強みと説明している。
また、論文の共著者でコインブラ大学の医学教授であるロドリゴ・クーニャ氏は、「従来の臨床上の推奨事項は、健康的な老化におけるコーヒーの役割を見落としていることがありました。私たちの発表は、年齢を重ねるにつれて働きが鈍ったり機能しなくなったりする生物学的メカニズムを、定期的で適度なコーヒーの摂取が調整できることを強調しています」と話している。
2024年12月15日
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