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2021年02月07日

ローソク足活用

ローソク足を用いて分析したり、将来の相場を予想したりする際は次の点に注意しましょう。

・ローソク足は1本で見ない
先程の基本形を用いてローソク足1本で分析することも可能です。しかし、複数のローソク足を組合せて分析すると、1本だけで分析するのとは違った見方ができ、さらに精度は高まります。実際の取引にも応用できるローソク足の組合せを見てみましょう。

・包み足
2本のローソク足のうち新しいローソク足が古いローソク足の高値と安値を包み込んでいる形状を包み足と言います。これは新しいローソク足が陽線か陰線か、どの局面で出現するのかも合わせて確認する必要があります。上昇相場において、陰線が陽線を包んだ場合には、下落に転じる転換点となる確率が高く、下落相場において、陽線が陰線を包んだ場合には、上昇に転じる転換点となる確率が高いとされています。

・はらみ線
2本のローソク足のうち古いローソク足の中に新しいローソク足が入っている形状をはらみ線と言います。相場の天井や底を形成するときによく出る形とされており、トレンドが転換するサインとも言えます。上昇相場において、大陽線の次に小陽線もしくは小陰線がはらまれた場合には天井(これから下落する)を暗示し、下落相場において、大陰線の次に小陽線もしくは小陰線がはらまれた場合には底(これから上昇する)を暗示しているとされています。いずれの場合においても、はらまれたローソク足が寄引同時線の場合には天井または底値となる可能性が非常に高くなります。

そのほかにも、大陰線が3本並ぶと下降トレンドを明示しているなど、パターンによる分析方法は様々あります。移動平均線など他のテクニカル分析と組合せたり、ローソク足の情報から利益確定や損切りなどのタイミングを決める、つまり利益と損失のコントロールを行うなど、自分の取引手法にあったローソク足のパターンを活用していきましょう。
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