なんか胡散臭いタイトルだな〜って思いました？
私も思いました(笑)

でも真面目な、そして読み進めやすい社会学の本なのです。
私の心の本棚では「世界がもし100人の村だったら」の隣に収蔵しますね。

この本を読もうと思ったキッカケは、
著者のブログで「世界の国の寛容さを比較する」記事を読んで
目からウロコが落ちたからでした。はらはら。
寛容さとは…見た目、思想等のあらゆる違いを尊重し人々が平等の権利を持てること。
同書では、同性愛者等の性的少数者への対応や、男女平等指数等を元に
各国の懐の広さを考察していくのですが…

サウジアラビアでは女性に参政権がなく、
車や自転車を運転することも禁じられているって知っていましたか？
イスラム教国は教義に則り厳格な法を敷いているわけですが…

日本の男女平等指数は、サウジアラビアと変わりないって知っていましたか？


私自身は会社の中で異分子だって自覚があります。
別にマジョリティを批判する気もないし、彼らの良さも知っている。
んで私は私で居させてほしいのです。
しかし、そうは問屋が卸さない感じ。
なぜでしょうかね。
アウトローだからって、別に美味しい思いをしているわけでもないのに。
違うものが混ざることが不安なのか…。
ほんと嫌になっちゃうな！

集団主義で、まとまりがあるのはいいことだけど
寛容さを忘れたら個人は息が詰まって死んでしまう。
なんて、つらつら考えていたところだったので、まさに読みたいと思う本でした。


色んな尺度をもって世界各国の幸福度を測って
どんな社会が、個人の幸福度を高めることに成功しているのか検証していきます。

幸福を測る尺度もユニークだし
(ときに有効性は？？？と思ったりもしますが)
漠然と抱いている世界の国のイメージと
国民の心のありようが違う。
国が豊かでインフラが進み経済が発展しても
幸せを感じられない国があるように
貧しくても陽気で幸福度の高い国があったりする。

日本は言わずと知れた経済先進国ですが
幸福についてはまだまだ発展途上中だと言えそうです。

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独断による面白さバロメーター
星５つ！！！★★★★★☆☆

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