2010年06月07日
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著作権法第32条1項
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
以上を大げさにふまえつつ、梨華ちゃん自叙伝の概略をお伝えしたいと思います。引用部分は『』で示しました。
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
以上を大げさにふまえつつ、梨華ちゃん自叙伝の概略をお伝えしたいと思います。引用部分は『』で示しました。
『みなさんはじめまして、石川梨華です』
こんな普通すぎる一文で「国語、算数、梨華、歴史!」は幕を開けました。
第一回よろしくのあいさつだったり、「梨華」の25年間を振り返ってその「歴史」を語るという試みですよという、タイトルの説明なんかがありまして。
時間は歴史の発端、25年前の横須賀、梨華ちゃんの生誕当時にさかのぼります。家族でこのころの話をするとき、いつもママは梨華ちゃんに謝るんだそうな。
『「梨華が産まれてから一歳になるまでの写真が残せてないの。ゴメンネ」って。』
ひとつちがいのお姉ちゃん、アネミーの写真は、たくさんある。ではなぜ、梨華ちゃんの写真はないのでしょうか。
そのころ石川家は、梨華パパの実家に同居で、ママの実家は同じ市内、車で20分も離れていないくらいのところにあったんですと。
だから里帰りってほどの距離でもないかもしれませんが、ママは梨華ちゃんを産んでしばらく、ママ実家で、ゆっくり過ごされたんだそうです。
ひと月ほど経って、そろそろパパの元へ戻ろうかというとき。
『「さびしいよ、行かないで」』
車で20分の距離は近い、と言って差支えないと思うんですが、おばあちゃんはそう言って、目を赤くして泣いたそうな。
『「また帰ってくるから」』
梨華ママがおばあちゃんをそう言ってなだめ、梨華ちゃんを連れて家に戻って、さらにひと月後。
『「竹の子を煮たから、明日もっていくね」』
という電話があったその日の夜、おばあちゃんは、くも膜下出血で倒れてしまいます。
『それから看病の日がはじまりました。
一週間後、ママが実家に荷物を取りに行った時、家には、あの日電話でおばあちゃんが言っていた竹の子の煮物がそのままの状態であったそうです。それを見て、ママはどう思ったんだろう』
倒れてからまたひと月、看病の甲斐なく、おばあちゃんは他界。
しかし、ママへの試練はこれだけで終わりませんでした。
じつはママのパパ、つまり梨華ちゃんのおじいちゃん。ママが梨華ちゃんを産む少し前に、余命を宣告されるような大病を患っていたのでした。
ママは、そのことを知らなかった。出産前の大事な時期だから、知らせないようにしよう、とおばあちゃんが決めたから。
「さびしいよ、行かないで」と言ったおばあちゃんの気持ちの奥底に、ママは初めて気付いたのでした。
そして、宣告された余命をはるかに超えてがんばったおじいちゃんも、後を追うように、その年の冬に亡くなり。
『そのときのママは25歳。
そう、今の私と同じ年。
いきなり両親が死んでしまった。
いったいどんな気持ちだったんだろう』
もし自分が今ママと同じように両親を亡くしたら、きっと普通じゃいられない。だから写真がないのも、きっとそれどころじゃなかったからだと思う。そんな中自分たち姉妹を懸命に育ててくれた両親に、本当に感謝していると。
この話になると、梨華ちゃんは冗談めかして、両親に言ってしまうそうな。
『「私はやめてよね!死んじゃわないでね!」』
いわく梨華ちゃんは、【運命】とか、そういうのを信じてしまうらしく。自分の産まれた年に祖父母が亡くなったことに、何か意味を考えてしまうと。
ママとパパとの横須賀での出会いが15歳、それは、梨華ちゃんがモーニング娘。に入ったのと同じ年齢で。
『そして、今、25歳。
ママが私を産んだ年齢になった』
今まで表立っておばあちゃんとおじいちゃんのことを話したことはなかったそうです。
でも25歳になったいまだから、伝えられる。石川梨華を知ってもらうには、おばあちゃんおじいちゃんのことを知ってもらわなきゃ始まらない。
『私が(中略)今、こうやってハッピーでいられるのは、きっとおじいちゃんとおばあちゃんが見守ってくれてるからだって(中略)ふたりの記憶はないけれど、そう思う』
『これからも、そんな【運命】をもって産まれてきたんだってことを噛みしめて頑張って行きたい!』
力強い結びの言葉で、怒涛の連載第一回はおひらきです。
これらを踏まえてママの誕生祝いの梨華ブログを読んだりすると、まったく違う感じの読み方ができたりしますね。
全体的な感想としては「なんとなく読みにくい」んです。引用部分からだと「私はやめてよね!」とか、ちょっと細かく引っかかる点がいくつかある。だけども、それが絶妙なスパイスになってるんです。現に自分がまとめたら、面白さが半減したw。
だからもしかしたら、ライターさんが聞いた話を構成してるんじゃなくて、ちゃんと全部本人が書いてるのかもしれないと思うんだなあ。ブログとも雰囲気が似てますしね。
いずれにせよ俄然第二回が楽しみなわけですが、こういう感じでよかったら続けてまとめていきたいと思いますので、ご意見ご感想などお寄せいただければ幸いです。
一番うれしいのは「これだけじゃ我慢できずにキャリア乗換えちゃったよ」的なお知らせですが、そんな方おられないかw。
こんな普通すぎる一文で「国語、算数、梨華、歴史!」は幕を開けました。
第一回よろしくのあいさつだったり、「梨華」の25年間を振り返ってその「歴史」を語るという試みですよという、タイトルの説明なんかがありまして。
時間は歴史の発端、25年前の横須賀、梨華ちゃんの生誕当時にさかのぼります。家族でこのころの話をするとき、いつもママは梨華ちゃんに謝るんだそうな。
『「梨華が産まれてから一歳になるまでの写真が残せてないの。ゴメンネ」って。』
ひとつちがいのお姉ちゃん、アネミーの写真は、たくさんある。ではなぜ、梨華ちゃんの写真はないのでしょうか。
そのころ石川家は、梨華パパの実家に同居で、ママの実家は同じ市内、車で20分も離れていないくらいのところにあったんですと。
だから里帰りってほどの距離でもないかもしれませんが、ママは梨華ちゃんを産んでしばらく、ママ実家で、ゆっくり過ごされたんだそうです。
ひと月ほど経って、そろそろパパの元へ戻ろうかというとき。
『「さびしいよ、行かないで」』
車で20分の距離は近い、と言って差支えないと思うんですが、おばあちゃんはそう言って、目を赤くして泣いたそうな。
『「また帰ってくるから」』
梨華ママがおばあちゃんをそう言ってなだめ、梨華ちゃんを連れて家に戻って、さらにひと月後。
『「竹の子を煮たから、明日もっていくね」』
という電話があったその日の夜、おばあちゃんは、くも膜下出血で倒れてしまいます。
『それから看病の日がはじまりました。
一週間後、ママが実家に荷物を取りに行った時、家には、あの日電話でおばあちゃんが言っていた竹の子の煮物がそのままの状態であったそうです。それを見て、ママはどう思ったんだろう』
倒れてからまたひと月、看病の甲斐なく、おばあちゃんは他界。
しかし、ママへの試練はこれだけで終わりませんでした。
じつはママのパパ、つまり梨華ちゃんのおじいちゃん。ママが梨華ちゃんを産む少し前に、余命を宣告されるような大病を患っていたのでした。
ママは、そのことを知らなかった。出産前の大事な時期だから、知らせないようにしよう、とおばあちゃんが決めたから。
「さびしいよ、行かないで」と言ったおばあちゃんの気持ちの奥底に、ママは初めて気付いたのでした。
そして、宣告された余命をはるかに超えてがんばったおじいちゃんも、後を追うように、その年の冬に亡くなり。
『そのときのママは25歳。
そう、今の私と同じ年。
いきなり両親が死んでしまった。
いったいどんな気持ちだったんだろう』
もし自分が今ママと同じように両親を亡くしたら、きっと普通じゃいられない。だから写真がないのも、きっとそれどころじゃなかったからだと思う。そんな中自分たち姉妹を懸命に育ててくれた両親に、本当に感謝していると。
この話になると、梨華ちゃんは冗談めかして、両親に言ってしまうそうな。
『「私はやめてよね!死んじゃわないでね!」』
いわく梨華ちゃんは、【運命】とか、そういうのを信じてしまうらしく。自分の産まれた年に祖父母が亡くなったことに、何か意味を考えてしまうと。
ママとパパとの横須賀での出会いが15歳、それは、梨華ちゃんがモーニング娘。に入ったのと同じ年齢で。
『そして、今、25歳。
ママが私を産んだ年齢になった』
今まで表立っておばあちゃんとおじいちゃんのことを話したことはなかったそうです。
でも25歳になったいまだから、伝えられる。石川梨華を知ってもらうには、おばあちゃんおじいちゃんのことを知ってもらわなきゃ始まらない。
『私が(中略)今、こうやってハッピーでいられるのは、きっとおじいちゃんとおばあちゃんが見守ってくれてるからだって(中略)ふたりの記憶はないけれど、そう思う』
『これからも、そんな【運命】をもって産まれてきたんだってことを噛みしめて頑張って行きたい!』
力強い結びの言葉で、怒涛の連載第一回はおひらきです。
これらを踏まえてママの誕生祝いの梨華ブログを読んだりすると、まったく違う感じの読み方ができたりしますね。
全体的な感想としては「なんとなく読みにくい」んです。引用部分からだと「私はやめてよね!」とか、ちょっと細かく引っかかる点がいくつかある。だけども、それが絶妙なスパイスになってるんです。現に自分がまとめたら、面白さが半減したw。
だからもしかしたら、ライターさんが聞いた話を構成してるんじゃなくて、ちゃんと全部本人が書いてるのかもしれないと思うんだなあ。ブログとも雰囲気が似てますしね。
いずれにせよ俄然第二回が楽しみなわけですが、こういう感じでよかったら続けてまとめていきたいと思いますので、ご意見ご感想などお寄せいただければ幸いです。
一番うれしいのは「これだけじゃ我慢できずにキャリア乗換えちゃったよ」的なお知らせですが、そんな方おられないかw。
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