愛媛県西条市氷見に残る江戸時代の屋敷で国登録有形文化財の「住吉屋」(森家住宅)で、毎週日曜にひな飾りの展示を公開している。幅広い年代に制作された32組が並び、時代の移り変わりを照らし出している。
屋敷を管理する住民グループ「氷見古民家研究会」が2020年から開催。伝統的な和風建築を多くの人に知ってもらおうと、研究会メンバーや高校生ボランティアが案内役を務める。
今年は大正時代から令和までのひな人形が座敷を彩り、1895年制作の市松人形も展示。研究会の近藤恭司さん(81)は「作者や時代によって表情や衣装、構成に違いがある。それぞれの良さを感じてほしい」と語る。
愛媛新聞ONLINE 3/10(日)