2024年03月09日
宮城の中学生取材「震災伝承新聞」に学ぶ 今治・近見中で授業(愛媛)
東日本大震災から13年になる3月11日を前に愛媛県今治市近見町4丁目の近見中学校で7日、宮城県の中学生が東日本大震災の被災地を取材し執筆した「震災伝承新聞」を教材にした授業があった。同校の1、2年生約110人が同世代の生徒が記した被災者の記憶、教訓から災害の備えや命の大切さを学んだ。
震災伝承新聞は、河北新報社営業局が2021年から毎年発行。今回は宮城県内の3中学校の生徒23人が記者に挑戦した。
近見中の生徒は新聞を熟読し、自衛隊員から聞いた震災直後の緊迫した救助活動をはじめ、津波の実態を知るためにまち歩きをした記事など、印象に残った部分をチェック。電子黒板に気になった記事を示しながら「地震被害の痕跡を伝えようとしている」「震災を忘れないため、次の世代に伝える大切さを感じた」などと発表した。
愛媛新聞ONLINE 3/7(木)