大洲城(愛媛県大洲市)の天守に1日1組限定で宿泊するキャッスルステイ(城泊)の料金が3月、1泊2人100万円から120万円(いずれも税別)に上がる。運営事業者のバリューマネジメント(VM、大阪市)などが協議し、28日までに決めた。入城体験などに携わる地元演者に支払う出演料を増やすほか、物価高騰に対応する。
日本初となる大洲城の城泊は2020年7月に始まった。VMによると、これまで37組の約170人が宿泊。大勢の家臣団や大洲藩鉄砲隊などが出迎える入城体験や、神楽や雅楽の鑑賞、茶のもてなしといった催しがあり、宿泊料は施設維持や文化保全にも活用している。
愛媛新聞ONLINE 2/29(木)