2024年02月17日
母子で高める「柔の道」 松山・拓南柔道会で母親3人練習(愛媛)
小中学生が通う松山市内の「拓南柔道会」に、子どもと一緒に汗を流す母親が3人いる。稽古が終わるのを待つだけでなく共に練習する母子3組の姿は、道場全体の活気につながっている。
5人の子どもを道場へ通わせる法兼未奈さん(39)は学生時代、全国大会を連覇するなど国内同世代のトップ選手だった。同柔道会では当初子どもを送迎していただけだったが、指導者不足もあり全体の指導を手伝うようになった。
西山英代さん(35)も競技経験者。息子が道場に通ってしばらくした後、一緒に稽古に参加するようになった。「息子とぶつかり合って触れ合う機会は普通はない。息子も柔道が好きになってくれるのがうれしい」と笑顔を見せる。
谷口愛さん(29)は3人の子どもが通い始めたのを機に柔道に興味を持ち、自身も初めて柔道着に袖を通した。今は昇級・昇段の目標を掲げ「子どもの見本になれるよう黒帯を取りたい」という。
愛媛新聞ONLINE 2/16(金)