能登外浦の沿岸は大規模な土砂崩れで道路が今もあちこちで寸断されている。内浦側から峠道を抜けて外浦に出ると、珠洲市馬緤(まつなぎ)町の沖に浮かんでいた「ゴジラ岩」が海岸から陸続きになっているのが見える。地震による地盤の隆起が原因とみられる。
ゴジラ岩は高さ約2・5メートル。2003年に米大リーグ入りした松井秀喜さん(能美市出身)の愛称にちなみ、話題を集めた。
ゴジラ岩近くの駐車場西側の道路は土砂でふさがれたまま。駐車場に車を止めた埼玉、群馬両県警の警察官が隆起して新たにできた海岸を歩いて、西へ約1キロ離れた避難所の大谷小中にパトロールに向かった。
北國新聞社 1/21(日)