2020年08月10日
英検3級「奇跡」の合格のツボ
英語の検定試験もいろいろありますが、日本国内では、社会人になって履歴書を書く際にも分かりやすいのが、やはり英検ですね。
最低でも3級はとっておきたいものです。
ここでは、英語の成績が底辺の中3生が英検3級を突破したツボをお伝えします。
1. リスニングとライティングで落とす人が多い
公立中学では、私立校に比べてネイティブの発音を聞く機会が少なく、英語の先生がほとんどカタカナ英語のようです。
the を「ザ」(za) または「ジ」(ji)と読んでいたのは、このご時世、ちょっとショックでした。
(発音の矯正については、また別の機会に)
また単語と単語を区切って読むために、学校の英語だけでは、文章が聞き取れないことになります。
さらに、学校の教材は和訳つきで、穴埋めや並べ替え問題が多いので、一から文章を作る力が弱いのです。
2. 中学の職員室で合格が「奇跡!」と話題に
そんなカタカナ英語の先生に習っている生徒さん達に、リスニングと英作文を強化すると、苦手意識のある子たちも次々3級をクリアしました。
全体的に成績が低めの中3で、模試では偏差値30台、「英検3級なんて無理」と、自他ともに思っていた子も中3の初夏に一発合格!
文法・読解問題の正答率が低く、ダメかと思ったのに、ライティングが満点だったのです!
3学年で500人近い生徒が通う、その中学の職員室や部活で、「○○さんが3級合格って、奇跡!」と話題になったそうです。
他の合格者のお母様にも、「転塾して人生が変わった!」と感激されたので、よほど学校で手薄な部分なのだと思われます。
一緒に受検する仲間がいるのも、楽しくチャレンジできる要因なようでした。
3. リスニングとライティングの対策
(1) リスニング対策
英語耳は一朝一夕には出来ません(自分も苦労したのですが)。
週1回でもよいので英検レベルのリスニングをし、問題文を音読、教科書は日々音読しましょう。
音読で口を慣らしておくと、面接対策にもなります。
want to など同じ子音が続くときは、"t"が一個のように、つなげて発音するといったことも、聞く際のポイントです。
男女の会話形式の問題では、どちらが言っているのかにも注意します。
(2) ライティング対策
過去問のライティング問題だけを、続けてやります。
2020年第一回の問題文は:
Q. Do you want to study abroad in the future?
解答例
Yes, I want to study in Australia in the future. First,
I want to go to school there and make new friends.
Also, I'm very interested in the animals and beautiful
nature there.(英検公式サイトより)
その前の2019年第三回は:
Q. Do you like cooking for your family?
解答例
Yes, I like cooking for my family. First, I like to help
my mother when she is very busy. Second, my family
loves to eat my curry. I make it every Saturday.
(英検公式サイトより)
両方とも、まず Yes, に続けて問題文をほぼコピー。youの部分を I に変えるだけのようなものです。
例え、本音では逆だったとしても、書きやすい内容で解答します。
そして、理由を二つ述べる。
First, に続けて、短くても間違えない文を書く。
そして、Second, (またはAlso)の後に短文を書く。
この型を頭に入れておけば、ライティングが合格ラインへ引っ張ってくれるのですね。
短文は、英語の教科書の後ろに、単元ごとに重要文がまとめてあるので、日本語だけ見て英文を書く練習をすると、頭に定着します。
4. 過去問に取り組む
英検公式サイトで過去3回分の問題と解答例があります。
↓ ↓ ↓
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/solutions.html
3回分ではちょっと足りないので、6回分以上入った問題集がおススメです。
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もっとやりたい方には模擬問題も!
英検3級合格!問題集 2020年度版[本/雑誌] / 吉成雄一郎/著 古河好幸/著 価格:1,430円 |
初めから時間を計って取り組むより、文法問題、読解、ライティング、リスニングと区切って、縦にやってみましょう。
問題分野に見ると、繰り返し出る単語や表現も目につきやすくなります。
リスニングとライティングを中心に、まとまった時間を当て、他の問題はスキマ時間にコマ切れに入れ込んでいくと、肩の力を抜いて取り組めます。
長くなったので、面接対策は次回に!
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