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2017年09月02日
欠伸指南(あくびしなん)
おい俺に付き合ってくれないか
嫌だよ
おまえに付き合うの懲りるよ
ろくなことじゃないからな
稽古しようと思うんだ
およしよ
お前は何やっても駄目だよ
お前の声は人間の声じゃないよ
なんて言うのかな
ウワバミが焼き殺されるような声を出すからな
よせよ
その歌じゃないんだ
踊りは良くないぜ
よろけちまって
周りにいるもんが危なくってしょうがないよ
そうじゃないよ
なんだい
俺は欠伸を習おうってんだ
なにを?
欠伸を稽古しよう
あくび??ってなんだい
欠伸ってあぁ〜あって奴だよ
あんなもん稽古することねぇじゃねぇか
それが難しいんだってよ
上品なもんで茶の湯から出たもんだって
この先に欠伸指南所って看板が出てるから稽古しようと思うだ
一緒に来てくれ
嫌だよそんな馬鹿馬鹿しい
いいじゃねぇか
友達じゃねぇか一緒に来なよ
待ってなよそこに
・・・こんにちは、、、こんにちは!!
はいはい案内がありますよ
・
・
誰もいないのか?
困ったもんだな
申し訳けございません
今、取次の者がいないのでどうぞこちらにお入り下さい
おい、奥が深いだろ
誰もいないからお入りくださいと声がかかる所が奥が深いね
・
・
こんにちは
あの、、、表の看板を見て入ったんだけどこちらは欠伸を教えてくれる所ですか?
はいはい、欠伸を教えるのは手前どもです
そうですか
私はお稽古を願いたいと思って入ってきたんですが
えぇ今取次の者がおりませんので
どうぞそこへお入りになって下さい
そちらのお連れさんもお入りになって下さい
どうぞ、どうぞ入って下さい
・・・あちらはお連れさんですよね?
え?
別におつれさんって言うほどの者じゃないよ
一緒に来ただけだよ
じゃお連れさんですよね
おい、お前はおつれさんだってよ
こっちに入れよ
よせよ、おつれさんって変な濡れ衣を着せるなよ
だって先生がそう言っているから入れよ
あのね、お稽古するのは私だけなんですよ
そうですか
どうぞお布団をお当てください
これはよくおいで下さいました。
唄や踊りの稽古なら手ぬぐいの一つも持って町内のあいさつ回りを行うのですが
何しろ欠伸の稽古ですからね、あいさつ回りもせず失礼いたしました
それではお稽古にかかることになりますが
あなたはお下地はございますか?
えぇ、そうですね。。
何しろあれがないとですね寿司や刺身を食べる際に生臭くってね
下地ってね、お醤油じゃございませんよ
今まで欠伸の稽古をしたことがございますか?
へ?
これは他でやってるところがあるのですか?
私は珍しいなっと思ってね
聞いたことが無いです初めてです。
そうですか、それでは初心者という事ですね。
しょしんしゃ?
いやいやそんな偉い者じゃないですよ
別に偉くはないですよ
それではあなたはどういう欠伸の稽古をなさいますか?
どういう?え?
あれ?欠伸って退屈の時に出るあ〜あって奴じゃないんですか?
あれも欠伸ですが、まぁなんて言いましょうか欠伸に違いありませんが
退屈の時に出てくる時の欠伸は惰欠伸(だあくび)ですな
惰欠伸・・・。世の中には惰欠伸以外の欠伸があるんですか?
手前どものでお稽古するのは実のある欠伸でございます。
あぁそうですか
一つよろしくお願いします。
それでは初心の方ですから四季の欠伸をお稽古しましょう
四季の欠伸とは、春・夏・秋・冬がございますね
秋の欠伸はこれは名月ですね
名月の前にお団子やススキやそのほかの物をお供えして名月を見る
その時に欠伸がでて、つまり涙越しの月となりますか
なかなか風流なものでございます。
・
冬の欠伸はこたつでございます。
こたつに入っていてとろんと眠くなる
向きかけのミカンが乗っており、うとうとして
急に猫が出てきて、伸びをした後に欠伸をする
それを見ていて、こちらも欠伸が誘われる
これは四季の欠伸でも一番難しい
いや一番難しいのは勘弁してくださいよ
一番易しいものでおねがいしますよ
うむ、どれもこれも難しい易しいと言ってもやってみたら
さほどの事でもないのですが
それでは如何でしょうか、夏の欠伸
これからお稽古しましょうか
易しければそれからお願いしたいのですが
私がやってお見せしますので
夏の欠伸というのは船遊びです。
隅田川に船を雇いまして船頭と差し向かい
あの隅田川と言う物は、船を上り下りさせますとうまく日を避けることが出来ます
船を舫いまして夏の昼下がりにとろんとした、そんな気怠い感じですね
・
まず煙草入れから、煙管(きせる)に煙草に火をつける所
船の場合は火箱ですね。
・
ゆっくりと煙草をくぐらしていただいて
・
・
ふぅ〜
・
あの、最前から私の身体が揺れると無く揺れているのをお気づきですか?
さざ波にあおられまして揺れている
こういう芸の細かいところも良く見ていてくださいね
・
・
台詞でございます
・
おい船頭さん
船を上手へやっておくれ
堀から上がって一杯やって晩には中にでも行って新造(しんぞう)を買って粋な遊びをしよう
船もいいが一日乗っていると
退屈で、退屈で・・・・あ〜〜ぁ・・・ならない
難しいな
おい、見ただろ!
奥が深いってこれの事だよ
先生、拝見しておりましたがなかなか一遍で出来るものではありません
私は物覚えが悪く不器用なので、もう一遍
えぇ大丈夫ですよ
けれどもそんな対して長い物ではございませんので
なるべく早く覚えてくださいまし
これを覚えて頂いたら次に秋・冬と参りますので
・
・
ふぅ〜
・
・
・
おい船頭さん
船を上手へやっておくれ
堀から上がって一杯やって晩には中にでも行って新造を買って粋な遊びをしよう
船もいいが一日乗っていると
退屈で、退屈で・・・・あ〜〜ぁ・・・ならない
だんだん難しくなってきているように思うのですが
さっきも言ったのですが私は不器用なのでね・・・
こんなに難しいと思わなかったんですよ
欠伸の稽古って言うから一列に並んで「あぁ〜あ」って一遍に言うのかと思っていました
どうですかね、私に向かないようでしたら引き下がったほうが
いやいや、みなさんそう仰いますが、案ずるより産むが易し
ちょっとやってご覧なさいまし
これは私の煙草盆をお貸ししましょう
そうですか?
こんなに難しいとは思わなかったからなぁ
・
・
ふぅ〜( ´―`)y-~~、
これは良い煙草ですね、安くないでしょ
煙草やるんですけどねこんないい煙草吸ったことないよ
・
・
ふぅ〜( ´―`)y-~~
なんていうのでしょうか香りが違いますね
・
・
ふぅ〜( ´―`)y-~~
これはうまいよ
あの、煙草は一服だけで
あ、すみません一服ですね
ふぅ〜
え、身体揺らす?あそうだ
あのうちは盆踊りのお稽古をしているわけではございませんので
身体は揺らすともなく揺れるという具合でお願いします
揺れるともなく揺れる??
そんな難しい事を言われたら困るんですよ
江戸っ子ですからね
揺れるなら揺れる、揺れないなら揺れない!
どっちかにして欲しいな
・・・どうですかこんな感じで
初日ですからねこれで勘弁してください
・
・
えっと、なんて言うんでしたっけ
おい船頭さん
おう!船頭っとくら!
あの、、、そういう言葉ではいけませんよ
夏の昼下がり、とろんとした船遊びをする方ですからね
物持ち鷹揚(おうよう)な感じでお願いしますよ
物持ち鷹揚なって弱ったなぁ
そうですか、
・
おい船頭さん
それから?
船を上手にやっておくれ
船を上手にやっておくんねぇ
違いますね
船を上手にやっておくれ
船を上手にやっておくれ
それから?
・・堀から上がって一杯やって晩には中にでも
行って新造を買って粋な遊びをしようじゃねぇかっと
船もいいが一日乗っていると退屈で、退屈だと、退屈でしょうがねぇやっと
退屈でしょうがないから、そろそろ欠伸でもしようじゃないかと
・・・ふうぅ
何ですかあなた
ため息をついてはいけませんよ
あの宜しいでしょうか?
あなたは台詞の後にうまく欠伸をしようと考えているでしょ
そういう風にすると出ませんよ
台詞の言い終わりから欠伸と言うものは自ずと湧き上がる
そんなこと言われてもねぇ
自ずと湧き上がるって言われても
そうですか?もう一遍やってみましょうか
・
ふぅ〜(-。-)y-゜゜゜
これは上手い煙草だぁ
・
えぇっと、おい船頭さん船を上手にやっておくれ
堀から上がって一杯やって晩には中にでも行くと馴染みな女がいて
「お前さんこの頃ちっとも来ないじゃないか、何してたんだよ。
噂によると他にいい女が出来たて聞いたよ。
浮気ばっかりしてほんとにあたしって者が在りながら。ほっぺたこっちへお貸」
って言うとほっぺたをきゅっとつねって痛てぇ
なんですかあなたは
そんな台詞どこにもありませんよ!
第一欠伸はどうしたんですか?!
あ!欠伸?
あぁ〜あ〜あっと
いい加減にしろよ
お前たちは良いよ
好きな事をやってるんだから
そもそも、こんな事を教わる野郎も教わる野郎だが
銭とって教える方も教える方だよ
何を考えているんだよ
・
船に乗っていると退屈で退屈でって、何を言ってるんだ?
渡し船一つ満足に乗れねぇ野郎が船遊びの了見が分かるか?
お前たちはいいけどよ
クソ面白くも無いものを見せられてこっちでぼんやりと待たされる
俺の身になってみろよ
俺の方がよっぽど退屈で、、退屈でぇ、、、あぁ〜あ、、ならねぇよ
お連れさんの方がご器用でいらっしゃる
嫌だよ
おまえに付き合うの懲りるよ
ろくなことじゃないからな
稽古しようと思うんだ
およしよ
お前は何やっても駄目だよ
お前の声は人間の声じゃないよ
なんて言うのかな
ウワバミが焼き殺されるような声を出すからな
よせよ
その歌じゃないんだ
踊りは良くないぜ
よろけちまって
周りにいるもんが危なくってしょうがないよ
そうじゃないよ
なんだい
俺は欠伸を習おうってんだ
なにを?
欠伸を稽古しよう
あくび??ってなんだい
欠伸ってあぁ〜あって奴だよ
あんなもん稽古することねぇじゃねぇか
それが難しいんだってよ
上品なもんで茶の湯から出たもんだって
この先に欠伸指南所って看板が出てるから稽古しようと思うだ
一緒に来てくれ
嫌だよそんな馬鹿馬鹿しい
いいじゃねぇか
友達じゃねぇか一緒に来なよ
待ってなよそこに
・・・こんにちは、、、こんにちは!!
はいはい案内がありますよ
・
・
誰もいないのか?
困ったもんだな
申し訳けございません
今、取次の者がいないのでどうぞこちらにお入り下さい
おい、奥が深いだろ
誰もいないからお入りくださいと声がかかる所が奥が深いね
・
・
こんにちは
あの、、、表の看板を見て入ったんだけどこちらは欠伸を教えてくれる所ですか?
はいはい、欠伸を教えるのは手前どもです
そうですか
私はお稽古を願いたいと思って入ってきたんですが
えぇ今取次の者がおりませんので
どうぞそこへお入りになって下さい
そちらのお連れさんもお入りになって下さい
どうぞ、どうぞ入って下さい
・・・あちらはお連れさんですよね?
え?
別におつれさんって言うほどの者じゃないよ
一緒に来ただけだよ
じゃお連れさんですよね
おい、お前はおつれさんだってよ
こっちに入れよ
よせよ、おつれさんって変な濡れ衣を着せるなよ
だって先生がそう言っているから入れよ
あのね、お稽古するのは私だけなんですよ
そうですか
どうぞお布団をお当てください
これはよくおいで下さいました。
唄や踊りの稽古なら手ぬぐいの一つも持って町内のあいさつ回りを行うのですが
何しろ欠伸の稽古ですからね、あいさつ回りもせず失礼いたしました
それではお稽古にかかることになりますが
あなたはお下地はございますか?
えぇ、そうですね。。
何しろあれがないとですね寿司や刺身を食べる際に生臭くってね
下地ってね、お醤油じゃございませんよ
今まで欠伸の稽古をしたことがございますか?
へ?
これは他でやってるところがあるのですか?
私は珍しいなっと思ってね
聞いたことが無いです初めてです。
そうですか、それでは初心者という事ですね。
しょしんしゃ?
いやいやそんな偉い者じゃないですよ
別に偉くはないですよ
それではあなたはどういう欠伸の稽古をなさいますか?
どういう?え?
あれ?欠伸って退屈の時に出るあ〜あって奴じゃないんですか?
あれも欠伸ですが、まぁなんて言いましょうか欠伸に違いありませんが
退屈の時に出てくる時の欠伸は惰欠伸(だあくび)ですな
惰欠伸・・・。世の中には惰欠伸以外の欠伸があるんですか?
手前どものでお稽古するのは実のある欠伸でございます。
あぁそうですか
一つよろしくお願いします。
それでは初心の方ですから四季の欠伸をお稽古しましょう
四季の欠伸とは、春・夏・秋・冬がございますね
秋の欠伸はこれは名月ですね
名月の前にお団子やススキやそのほかの物をお供えして名月を見る
その時に欠伸がでて、つまり涙越しの月となりますか
なかなか風流なものでございます。
・
冬の欠伸はこたつでございます。
こたつに入っていてとろんと眠くなる
向きかけのミカンが乗っており、うとうとして
急に猫が出てきて、伸びをした後に欠伸をする
それを見ていて、こちらも欠伸が誘われる
これは四季の欠伸でも一番難しい
いや一番難しいのは勘弁してくださいよ
一番易しいものでおねがいしますよ
うむ、どれもこれも難しい易しいと言ってもやってみたら
さほどの事でもないのですが
それでは如何でしょうか、夏の欠伸
これからお稽古しましょうか
易しければそれからお願いしたいのですが
私がやってお見せしますので
夏の欠伸というのは船遊びです。
隅田川に船を雇いまして船頭と差し向かい
あの隅田川と言う物は、船を上り下りさせますとうまく日を避けることが出来ます
船を舫いまして夏の昼下がりにとろんとした、そんな気怠い感じですね
・
まず煙草入れから、煙管(きせる)に煙草に火をつける所
船の場合は火箱ですね。
・
ゆっくりと煙草をくぐらしていただいて
・
・
ふぅ〜
・
あの、最前から私の身体が揺れると無く揺れているのをお気づきですか?
さざ波にあおられまして揺れている
こういう芸の細かいところも良く見ていてくださいね
・
・
台詞でございます
・
おい船頭さん
船を上手へやっておくれ
堀から上がって一杯やって晩には中にでも行って新造(しんぞう)を買って粋な遊びをしよう
船もいいが一日乗っていると
退屈で、退屈で・・・・あ〜〜ぁ・・・ならない
難しいな
おい、見ただろ!
奥が深いってこれの事だよ
先生、拝見しておりましたがなかなか一遍で出来るものではありません
私は物覚えが悪く不器用なので、もう一遍
えぇ大丈夫ですよ
けれどもそんな対して長い物ではございませんので
なるべく早く覚えてくださいまし
これを覚えて頂いたら次に秋・冬と参りますので
・
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ふぅ〜
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・
おい船頭さん
船を上手へやっておくれ
堀から上がって一杯やって晩には中にでも行って新造を買って粋な遊びをしよう
船もいいが一日乗っていると
退屈で、退屈で・・・・あ〜〜ぁ・・・ならない
だんだん難しくなってきているように思うのですが
さっきも言ったのですが私は不器用なのでね・・・
こんなに難しいと思わなかったんですよ
欠伸の稽古って言うから一列に並んで「あぁ〜あ」って一遍に言うのかと思っていました
どうですかね、私に向かないようでしたら引き下がったほうが
いやいや、みなさんそう仰いますが、案ずるより産むが易し
ちょっとやってご覧なさいまし
これは私の煙草盆をお貸ししましょう
そうですか?
こんなに難しいとは思わなかったからなぁ
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ふぅ〜( ´―`)y-~~、
これは良い煙草ですね、安くないでしょ
煙草やるんですけどねこんないい煙草吸ったことないよ
・
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ふぅ〜( ´―`)y-~~
なんていうのでしょうか香りが違いますね
・
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ふぅ〜( ´―`)y-~~
これはうまいよ
あの、煙草は一服だけで
あ、すみません一服ですね
ふぅ〜
え、身体揺らす?あそうだ
あのうちは盆踊りのお稽古をしているわけではございませんので
身体は揺らすともなく揺れるという具合でお願いします
揺れるともなく揺れる??
そんな難しい事を言われたら困るんですよ
江戸っ子ですからね
揺れるなら揺れる、揺れないなら揺れない!
どっちかにして欲しいな
・・・どうですかこんな感じで
初日ですからねこれで勘弁してください
・
・
えっと、なんて言うんでしたっけ
おい船頭さん
おう!船頭っとくら!
あの、、、そういう言葉ではいけませんよ
夏の昼下がり、とろんとした船遊びをする方ですからね
物持ち鷹揚(おうよう)な感じでお願いしますよ
物持ち鷹揚なって弱ったなぁ
そうですか、
・
おい船頭さん
それから?
船を上手にやっておくれ
船を上手にやっておくんねぇ
違いますね
船を上手にやっておくれ
船を上手にやっておくれ
それから?
・・堀から上がって一杯やって晩には中にでも
行って新造を買って粋な遊びをしようじゃねぇかっと
船もいいが一日乗っていると退屈で、退屈だと、退屈でしょうがねぇやっと
退屈でしょうがないから、そろそろ欠伸でもしようじゃないかと
・・・ふうぅ
何ですかあなた
ため息をついてはいけませんよ
あの宜しいでしょうか?
あなたは台詞の後にうまく欠伸をしようと考えているでしょ
そういう風にすると出ませんよ
台詞の言い終わりから欠伸と言うものは自ずと湧き上がる
そんなこと言われてもねぇ
自ずと湧き上がるって言われても
そうですか?もう一遍やってみましょうか
・
ふぅ〜(-。-)y-゜゜゜
これは上手い煙草だぁ
・
えぇっと、おい船頭さん船を上手にやっておくれ
堀から上がって一杯やって晩には中にでも行くと馴染みな女がいて
「お前さんこの頃ちっとも来ないじゃないか、何してたんだよ。
噂によると他にいい女が出来たて聞いたよ。
浮気ばっかりしてほんとにあたしって者が在りながら。ほっぺたこっちへお貸」
って言うとほっぺたをきゅっとつねって痛てぇ
なんですかあなたは
そんな台詞どこにもありませんよ!
第一欠伸はどうしたんですか?!
あ!欠伸?
あぁ〜あ〜あっと
いい加減にしろよ
お前たちは良いよ
好きな事をやってるんだから
そもそも、こんな事を教わる野郎も教わる野郎だが
銭とって教える方も教える方だよ
何を考えているんだよ
・
船に乗っていると退屈で退屈でって、何を言ってるんだ?
渡し船一つ満足に乗れねぇ野郎が船遊びの了見が分かるか?
お前たちはいいけどよ
クソ面白くも無いものを見せられてこっちでぼんやりと待たされる
俺の身になってみろよ
俺の方がよっぽど退屈で、、退屈でぇ、、、あぁ〜あ、、ならねぇよ
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(2017/10/8 18:46時点)
タグ:お稽古