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ITパスポート 過去問 25年秋 問2

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問題


問2 証券業を営むA社は,システムベンダのB社に株式注文システム構築プロジェクトを委託している。
当該プロジェク卜の運用テストにおいて,A社が定めている"株式注文時の責任者承認における例外ルール"をB社が把握できていなかったことに起因する不良を発見した。
ルールを明らかにするのはどの段階で行うべきであったか。

ア 業務要件の定義
イ システムテスト要件の定義
ウ システム要件の定義
エ ソフトウェア要件の定義



解説


最初に、業務要件、システム要件、ソフトウェア要件の違いを整理してみよう。

■業務要件
業務の目的や目標を明確にするのが業務要件定義
業務要件定義で行う作業は以下のようなこと
・企業がその業務を行う目的を明確にする
・業務により達成したい目標を設定する
・設定した目標を達成するためのプロセスやフローを定義する

■システム要件
業務要件に対し、システムの関わり方を明確にする
システム要件定義で行う作業は、
・業務目標を達成するために、ユーザーがシステムを使用して行う仕事を明確にする
・ユーザーの視点で、システムは何を行う必要があるかを定義

■ソフトウェア要件
システムを構成するソフトウェアに要求される機能、能力を明確にするのがソフトウェア要件定義。
ソフトウェア要件定義で行う作業は、
・データ定義
・帳票設計
・セキュリティ実現方法の決定
・システム業務フローなどの明確化
システム要件が利用者側の定義であるのに対し、ソフトウェアに要求される事項を開発者の視点で定義したものがソフトウェア要件定義。


ここで、"株式注文時の責任者承認における例外ルール"とは、業務のプロセスやフローの定義となるので、業務要件定義の段階で明確にしておくべきものとなる。




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