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ITパスポート過去問 解説23年春問21

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問題


問21 製造・販売業A社の損益分岐点売上高を下げる施策として,最も適切なものはどれか。

ア 現状と同一の設備を追加し,生産量の増加を図る。
イ 人件費の抑制と,間接部門の合理化を進める。
ウ 販売価格は一定のまま,製品の販売数量増大を図る。
エ 販売数量は現状のまま,製品の販売価格を下げる。



解説


売上げ個数が増えれば売上高が増える。
また、費用に関して考えると、売上個数の大小に関係なく発生する費用が固定費。たとえば、残業費を除く人件費などがこれに当たる。
売上げ個数に比例してかかる費用が変動費である。たとえば、原料費などがこれに当たる。
また、売上高に占める変動費の割合を変動比率という。たとえばこれが、0.3であれば、売上の30%が変動費であるということになる。
結局、固定費は1個も売れなくてもかかるため、売上げ個数が少ないうちは、利益はなく、むしろ費用の方が大きい。
売上高がある個数に達すると、ちょうど、費用(固定費+変動費)と売上高が等しくなり、利益が0となる。
これよりもたくさん売れれば、利益が出てくる。
この、ちょうど利益が0となる時の売上高のことを、損益分岐点売上高という。
損益分岐点売上高をYとすると、
Y−(固定費+変動比率×Y)=0
となる売上がYとなる。
これをYについて解いてみると
Y=固定費÷(1−変動比率)

ということは、損益分岐点売上高を下げるためには、固定費を下げる、あるいは、変動比率を小さくすればよいことになる。

ア 設備を追加するということは、固定費がふえるということなので、損益分岐点売上高が上がる
イ 固定費が減るため、正しい。
ウ 費用には影響しない。
エ 販売価格を下げれば、変動比率が上がることになり、損益分岐点売上高は上がる





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