ITパスポート過去問解説

ITパスポート過去問 31年春問20

問題

問20　実用新案権の保護対象として，適切なものはどれか。

ア　圧縮比率を大きくしても高い復元性を得られる工夫をした画像処理プログラム
イ　インターネットを利用し，顧客の多様な要望に対応できるビジネスモデル
ウ　岩石に含まれているレアメタルを無駄なく抽出して，資源を有効活用する方法
エ　電気スタンドと時計を組み合わせて夜間でも容易に時刻を確かめられる機器

解説

実用新案権は、自然法則を利用した技術的思想の創作である考案を保護するというのは、特許権と同じであるが、保護の対象が、物品の形状、構造又は組合せに係る考案となっている。そのため、方法の考案や、形状のない考案は保護対象外となる。

ア～ウは、形状のない考案であるため、実用新案権の保護対象ではない。これらは、特許権の対象となる。
エは、組み合わせに係る考案であるため、実用新案権の対象となり、正解。