ITパスポート過去問解説

ITパスポート過去問 31年春問15

問題

問15　ジャストインタイムやカンバンなどの生産活動を取り込んだ，多品種大量生産を効率的に行うリーン生産方式に該当するものはどれか。

ア　自社で生産ラインをもたず，他の企業に生産を委託する。

イ　生産ラインが必要とする部品を必要となる際に入手できるように発注し，仕掛品の量を適正に保つ。

ウ　納品先が必要とする部品の需要を予測して多めに生産し，納品までの待ち時間の無駄をなくす。

エ　一つの製品の製造開始から完成までを全て一人が担当し，製造中の仕掛品の移動をなくす。

解説

ジャストインタイム生産方式とは、必要なものを必要な時に必要なだけ生産する方式で、後の工程が消費した分だけ前の工程が生産するというもの。前工程から後工程に、情報を知らせるために、情報を記載したカード（カンバン）を取り入れたことからカンバン方式と言われることもある。これは、トヨタで行われたため、トヨタ生産方式と言われる。
このような、無駄を省く生産方式がMITで研究され、リーン生産方式として広まった。
そのため、正解は、イとなる。