ITパスポート 過去問 解説

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問題

問44　システム開発プロジェクトにおけるリスク対応には，回避，転嫁，軽減，受容などがある。転嫁の事例として，適切なものはどれか。

ア　財務的なリスクへの対応として保険を掛ける。
イ　スコープを縮小する。
ウ　より多くのテストを実施する。
エ　リスク発生時の対処に必要な予備費用を計上する。

解説

リスクへの対象方法としては大きく分けると次のようになる。

■回避
リスクが発生する可能性を取り去ること。たとえば、インターネットからの不正侵入のリスクを取り去るために、インターネットへの接続を断つなど。

■転嫁(移転)
リスクを他社などに移すこと。たとえば、保険をかけるなど。

■軽減(低減)
セキュリティ対策を講じることにより、リスク発生の可能性を下げること。パソコンの紛失、盗難、情報漏えいに備えて保存する情報を暗号化しておくなど。

■受容(保有)
そのリスクの持つ影響力が小さいため、特にリスクに対する対策をせず、リスクが現実になった時の対応を決めておくなど。

ア　正解。転嫁の例
イ　軽減の例
ウ　軽減の例
エ　受容の例

答

ア
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