隕石落下、負傷725人に＝ロシア
【モスクワ時事】ロシアの隕石（いんせき）落下で、チェリャビンスク市は15日、子供159人を含む725人が負傷して病院で手当てを受けたと発表した。　

隕石落下による負傷者が増えている。

ロシアのプーチン大統領は１５日、チェリャビンスク州付近で起きた隕石（いんせき）の爆発・落下事故について、プチコフ非常事態相と緊急協議した。プーチン大統領は通信・エネルギー施設への影響を早急に調査し、必要な対応を取るよう命じた。ロシア通信などが伝えた。

　プチコフ非常事態相は、住宅や学校の建物などが損壊し、５００人以上の負傷者が出ていることなど被害状況を大統領に説明した。

　またタス通信によると、内務省はチェリャビンスク州、クルガン州、スベルドロフスク州、サマラ州、サラトフ州に対策本部を設置した。

　一時は再び隕石の破片が落下する可能性があるとの情報も流れたが、非常事態省はその可能性を否定した。