2009年09月29日
さまよう刃
東野圭吾作品の「さまよう刃」があと少しで(10月10日)映画上映されます。
長峰重樹の一人娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見された。
着衣はなく、その後の調べで、死因は、薬物の乱用による急性心不全である事が判明する。
長峰の元に一本の「密告電話」が入った。
「絵摩さんはスガノカイジとトモザキアツヤの二人に殺されました。これは悪戯電話ではありません」
半信半疑で真偽の確認に乗り出した長峰は、「密告電話」で名指しされた「犯人」の一人、伴崎敦也の部屋で、絵摩が男達に蹂躙される様子を録画したビデオテープを発見する。
長峰重樹が警察に送った書簡がセンセーショナルに取り上げられた。
長峰はその中で、伴崎敦也殺害を告白し、もう一人の「犯人」である菅野快児への復讐を果たした後に出頭すると申し述べていた。
妻に先立たれ、一人娘も奪われた彼には、守るべきものも失うものも、存在してはいなかった。
被害者の父親が敢行した復讐劇に、マスコミと世間では賛否両論が飛び交うが、警察内部でも、長峰への同情論は確実に醸成されて行った。
長峰の手紙
現在の少年法・・・私も2児の親、このような立場だったら・・・と考えさせられる作品です。
書籍は角川文庫から出ていますので一度ご覧になってはいかがでしょうか? 「さまよう刃」 公式HP
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