鳩山内閣5月「孤独死」?
旧民主党結成から14年。志は日に日に薄れていく。
当時の中心メンバーは理想と現実の間で揺れる。
彼らが覚悟を固めたとき、この政権は瓦解する。
結論はずっと前に出ていたのかもしれない。
3月30日、亀井静香郵政改革相(国民新党代表)の「言い値」で決着した郵政改
革法案である。
1996年の旧民主党結成に深くかかわった「インサイダー」編集長、高野孟さん
は、きっぱり言った。
「これは、改革を標榜してきた民主党の根幹にかかわる問題だ」
実は民主の大半が了承
郵政マネーの肥大化につながりかねない亀井案がなぜ採用されたのか。亀井氏の
押しの強さに目を奪われがちだが、詳しくは後述するとして、実は民主党内の大勢
が了解していたからに他ならない。
3月17日、民主党中堅のホープ、原口一博総務相は政治資金パーティーの冒頭、
300人の聴衆を前に、こう切り出した。
「今日の主役はなんと言っても、オトコ、亀井静香。ご一緒に郵政改革、これね、
ほとんど皆様に発表する秒読みまできました」
亀井氏も上機嫌で応じた。
「必ず総理になりますよ、この方は」
と原口氏を持ち上げ、
「原口大臣と今ね、ガチッと組んでやっています。地域のため、日本全体のために
郵政事業をどう進めるか。原口大臣と歴史の審判に耐えうる改革をやる決意に燃え
ているわけであります」
とぶち上げた。(AERAより)
当時の中心メンバーは理想と現実の間で揺れる。
彼らが覚悟を固めたとき、この政権は瓦解する。
結論はずっと前に出ていたのかもしれない。
3月30日、亀井静香郵政改革相(国民新党代表)の「言い値」で決着した郵政改
革法案である。
1996年の旧民主党結成に深くかかわった「インサイダー」編集長、高野孟さん
は、きっぱり言った。
「これは、改革を標榜してきた民主党の根幹にかかわる問題だ」
実は民主の大半が了承
郵政マネーの肥大化につながりかねない亀井案がなぜ採用されたのか。亀井氏の
押しの強さに目を奪われがちだが、詳しくは後述するとして、実は民主党内の大勢
が了解していたからに他ならない。
3月17日、民主党中堅のホープ、原口一博総務相は政治資金パーティーの冒頭、
300人の聴衆を前に、こう切り出した。
「今日の主役はなんと言っても、オトコ、亀井静香。ご一緒に郵政改革、これね、
ほとんど皆様に発表する秒読みまできました」
亀井氏も上機嫌で応じた。
「必ず総理になりますよ、この方は」
と原口氏を持ち上げ、
「原口大臣と今ね、ガチッと組んでやっています。地域のため、日本全体のために
郵政事業をどう進めるか。原口大臣と歴史の審判に耐えうる改革をやる決意に燃え
ているわけであります」
とぶち上げた。(AERAより)
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