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犬のアカラス症とは、体長0.2〜0.3mmほどの寄生虫であるニキビダニが原因で、生まれたばかりの子犬がダニの寄生する母犬の体に寄り添い、母乳を吸うなどの濃密な接触によって感染すると考えられています。

犬にニキビダニが寄生しているからといって必ずしもその犬が発症するとは限りません。
体力や免疫力の低下、遺伝的要素、基礎疾患の存在など様々な要素が発症に関係していると考えられていて、生後間もなく母犬から感染したニキビダニが寄生したまま、発症せずに健康に暮らしている犬もかなりいると思われます。


目や口の周り、前足などの部分が特に感染しやすい部位で、脱毛し、やがてニキビのような膿胞がたくさん出て、皮膚がただれます。
さらに弱った皮膚に細菌や真菌が二次感染を起こして、痒みや痛みを増していきます。

アカラス症は、症状が軽くても1ヶ月以上、通常は数ヶ月間の投薬が必要になります。

滴下タイプのノミ・ダニ治療薬ではなく、シンパリカやネクスガード、ブラベクトのような薬で、治療が可能です。

ノミやマダニ駆除を目的でシンパリカやネクスガード、ブラベクトを毎月投与していれば、アカラス症で悩むこともないと思います。

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犬のアカラス(ニキビダニ)の薬