破綻しないさせないFX自動売買でFIREを実現

EAにはロスカットにならないための安全策がいくつもとられています。それはテクニカルやファンダメンタルズに基づいたものです。しかし、それでもロスカットとなるケースがあります。

過去ロスカットとなったケースをみると、ほとんどがテクニカルを無視したようなファンダメンタルズによって起きています。つい先日もイスラエルの紛争のニュースで市場心理が悪化し、多くのゴールド系EAがロスカットとなったようです。通貨は当事国でなければさほどでもありませんが、ゴールドは有事に大きく影響を受けてしまいます。

コミュニティサイトでは証拠金維持率が低下すると、「お願いだから上がって」とか「お願いだから下がって」といったお祈りをみかけることがあります。そうした場面でトレーダーができることは損切りしかないわけで、EAの中には損切り機能を備えたものもありますが、トレーダーの心理として損切りはとても嫌なことでしょう。
ファンダメンタルズの悪化を数値化したVIX指数（恐怖指数）なるものもあって、それを取り込みトレードを停止してくれるのがサイトに掲載しているキメラEAです。デフォルトではオフとなっていますが、こうした機能を活用すれば大いにリスクを下げれるのではないでしょうか。

ロスカットをおそらく完全に防ぐ方法はあります。それはセフティマージンを極めて大きくとることです。
EAには資金に対してどれだけのロットが安全なのかという推奨値がありますが、これはEAのバックテストによって算出されたもので、この推奨値をはるかに超える資金を入れておけばロスカットに至ることはなくなります。通貨にしてもゴールドにしてもその価値がゼロになることはないでしょう。相場には必ず底があり、天井があります。どこまでも耐えられる資金を入れておきさえすれば安心というわけです。
実際に一部のEAトレーダーはそれを実践していて、どんなに厳しい相場がきても涼しい顔をしていますね。

しかし、多くのトレーダーは資金効率を優先し、推奨値での運用を行っていると思います。バックテストはあくまで過去であって、この先の相場に対してはリスクゼロではないのです。それはロスカットを許容せざるを得ない貧乏トレーダーの宿命なのかもしれません。
トレーダーが欲するのが優秀なEAですが、確実にロスカットを阻止できるのがEAを止めること。イスラエル紛争でも最初のニュースでEAを止めていたなら、多くのEAトレーダーがロスカットを免れたのは間違いありません。