2016年04月12日
Raising the Bar 「レイジング・ザ・バー 〜妥協しない物つくりの成功物語」
Raising the Bar 「レイジング・ザ・バー 〜妥協しない物つくりの成功物語」![08730002_common.jpg](/outdoorafshion/file/08730002_common-thumbnail2.jpg)
CLIF BAR クリフバー社設立までのサクセスストーリー
サイクリングとクライミングとジャズをこよなく愛する一人の青年が、
エネルギー・バー(栄養補給食品)でNO.1起業家になるまでを描き、
全米で大評判になった“RAISING THE BAR”。
著者ゲーリー・エリクソンは175マイルのサイクリングを友人とやっていたとき、
極限の疲労のなかで新しいバーの発想がひらめいた。
彼はただちに母親のキッチンを借りて試行錯誤を開始。
このささやかな行動が第一歩となり、アスリートや健康に関心のある人々向けの高エネルギー・バー製造で、
年商4000万ドルを売上げる事業へと成長させていく。
のちに訪れた深刻な売却の危機、その克服を通して、
環境問題にも視野を広げるビジネスモデルを構想していく過程が一方に描かれ、
他方では、創業者ゲーリーの個人史が綴られる。
この二つが巧みに折り重なることで、邦訳版「レイジング・ザ・バー」(本書)は、
実に魅力的なビジネスのサクセスストーリーとして仕上がっている。
著者である起業家ゲーリーの半生は波瀾万丈。
いくつもの出会いがあり、別れがあった。いつもうまくいくはずはない。
失敗(ミス)にしても数知れないのだ。本書はどれをも包みかくさず述べており、
その姿勢が爽やかな一陣の風のように感じるのは、語り手であるゲーリー自身の魅力であろう。
「魔法はいつも起こるとは限らない。それは製品やブランドに関するマーケティングでは起こらないし、
新しい味をつくったり広告を打ったりしても起こらない。
しかし別の場合には、アッという間に起こるのである。
それを私は何年も見てきた」とゲーリーは本書で述べる。
自由闊達に、繊細に――「魔法の時」を求めて生きる一人の起業家の姿は、
日本の読者にさまざまな示唆を与えてくれるであろう 。
本書のもう一つの特長は、ビジネス書として素直に読んでも、
とにかく面白いこと。企業売買のスリルや、買い手と売り手の心理の綾(あや)が描かれるとともに、
自社株買いのテクニック、株式売却のさいのファイナンシングなどもふんだんに紹介されている。
さらには、社員の自主性を高めるコツや企業モラルを維持するアイデア等が多彩に登場して、
実に説得力に富む。どれもがディテール豊かに、しかも専門用語をほとんど使わずに綴られるので、
門外漢でもぐいぐい引き込まれる。もちろん現代日本のビジネスマンにも必須の知識ばかりだ。
価格: ¥2,808(税込)
![08730002_common.jpg](/outdoorafshion/file/08730002_common-thumbnail2.jpg)
■ページ数:408ページ
■著者:ゲーリー・エリクソン
■共著者:ルイス・ロレンツェン
■訳者:谷克二
■発行者:赤津孝夫
■発行所:株式会社エイアンドエフ
■アートディレクション:芦沢泰偉
■デザイン:五十嵐徹
■編集協力:澤村修治
■印刷・製本:大日本印刷株式会社
■言語:日本語
■著者:ゲーリー・エリクソン
■共著者:ルイス・ロレンツェン
■訳者:谷克二
■発行者:赤津孝夫
■発行所:株式会社エイアンドエフ
■アートディレクション:芦沢泰偉
■デザイン:五十嵐徹
■編集協力:澤村修治
■印刷・製本:大日本印刷株式会社
■言語:日本語
CLIF BAR クリフバー社設立までのサクセスストーリー
サイクリングとクライミングとジャズをこよなく愛する一人の青年が、
エネルギー・バー(栄養補給食品)でNO.1起業家になるまでを描き、
全米で大評判になった“RAISING THE BAR”。
著者ゲーリー・エリクソンは175マイルのサイクリングを友人とやっていたとき、
極限の疲労のなかで新しいバーの発想がひらめいた。
彼はただちに母親のキッチンを借りて試行錯誤を開始。
このささやかな行動が第一歩となり、アスリートや健康に関心のある人々向けの高エネルギー・バー製造で、
年商4000万ドルを売上げる事業へと成長させていく。
のちに訪れた深刻な売却の危機、その克服を通して、
環境問題にも視野を広げるビジネスモデルを構想していく過程が一方に描かれ、
他方では、創業者ゲーリーの個人史が綴られる。
この二つが巧みに折り重なることで、邦訳版「レイジング・ザ・バー」(本書)は、
実に魅力的なビジネスのサクセスストーリーとして仕上がっている。
著者である起業家ゲーリーの半生は波瀾万丈。
いくつもの出会いがあり、別れがあった。いつもうまくいくはずはない。
失敗(ミス)にしても数知れないのだ。本書はどれをも包みかくさず述べており、
その姿勢が爽やかな一陣の風のように感じるのは、語り手であるゲーリー自身の魅力であろう。
「魔法はいつも起こるとは限らない。それは製品やブランドに関するマーケティングでは起こらないし、
新しい味をつくったり広告を打ったりしても起こらない。
しかし別の場合には、アッという間に起こるのである。
それを私は何年も見てきた」とゲーリーは本書で述べる。
自由闊達に、繊細に――「魔法の時」を求めて生きる一人の起業家の姿は、
日本の読者にさまざまな示唆を与えてくれるであろう 。
本書のもう一つの特長は、ビジネス書として素直に読んでも、
とにかく面白いこと。企業売買のスリルや、買い手と売り手の心理の綾(あや)が描かれるとともに、
自社株買いのテクニック、株式売却のさいのファイナンシングなどもふんだんに紹介されている。
さらには、社員の自主性を高めるコツや企業モラルを維持するアイデア等が多彩に登場して、
実に説得力に富む。どれもがディテール豊かに、しかも専門用語をほとんど使わずに綴られるので、
門外漢でもぐいぐい引き込まれる。もちろん現代日本のビジネスマンにも必須の知識ばかりだ。
価格: ¥2,808(税込)
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