2016年02月27日
ジーンズほど世界中の老若男女に愛されているボトムはない
クールな印象を出すために、あなたはどのような色を選びますか。
人それぞれであり、好みも多種多様です。
しかし、とりわけクールでスタイリッシュな印象を持たせたければ、テーマカラーは「明度の低い寒色系」で決まりです。
それもできるだけ明度の低い寒色系がいいでしょう。
水色より青色。
青色より紺色です。
明度が低いほどクールで落ち着いた雰囲気になり、とりあえず大きな外れを引くことはありません。
実はこの理想を実現した具体的なボトムがすでにあります。
あなたもよくご存知の「ブルー・ジーンズ」です。
布が丈夫で、青がシンボルのジーンズは、誰もが知っていることでしょう。
もともとブルー・ジーンズは、当初、労働着として作られていました。
リーバイ・ストラウスという人が、アメリカで金鉱掘りの鉱夫たちのために作ったことが起源です。
19世紀中ごろのアメリカといえば「ゴールド・ラッシュ」で賑わっていた時期です。
その時期と重なったこともあり、ブルー・ジーンズはアメリカ中に広まりました。
そのためブルー・ジーンズは、アメリカを象徴するファッションになりました。
ジーンズは、明度が低い寒色系のボトムです。
そもそも服の組み合わせがしやすいのが特徴です。
寒色系という収縮色の特徴を持ち合わせているため、下半身が引き締まって見えます。
布も丈夫であるため、長く使うにはうってつけです。
世界中の男性に青のジーンズが人気なのは、そういう組み合わせのよさがあるからです。
男性のみならず、女性にも通用します。
しかも子供にも似合いますし、お年を召した年配者がはいても似合います。
まさに世界中の老若男女に通用するボトムと言っていいでしょう。
スタイリッシュなシルエットが、多くの人に受け入れられました。
1960年代以降には、アメリカだけでなく、世界中に広まり定着しました。
1人の人間が考え出したボトムが世界中に広がるというのは、すごいことだと思いませんか。
それほどまでに、ジーンズにはよい条件がそろっていると言うことです。
ジーンズほど、なんでも似合うボトムはありません。
「どうしてもファッションセンスがない。色の選び方が分からない」
途方に暮れたときには、とりあえずブルー・ジーンズです。
ブルー・ジーンズをはけば、おおむね服装が整います。
ビジネスの正装がスーツであれば、カジュアルの正装はジーンズなのです。
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