2008年12月07日
双六
「♪年の初めの試とて」
気が早いかも知れないが
もうすぐお正月
昔、林家三平がやっていた
「こっちから和尚が来て、あっちから和尚が来て
ぶつかって、元旦。和尚が二人でお正月」
知っている人は天然記念物に指定されるだろう。
正月の楽しみの一つに双六があった。
いくら先頭切っていても、次に振るサイノメで
スタート地点まで戻ってしまう。
相場で言う所の、言葉は悪いが、イワユル、
今日成金明日乞食だ。戦前の日本の株式相場のようだ。
空買い、空売りの毎日。
当たれば大変。外れれが夜逃げの世界だ。
だから、昔の人は言う。
株と、保証人はするなと。
今回の金融恐慌も似たようなものだ。
「絵に描いたもち」が小さくなり、
大きい餅で商売していた所がおかしくなったと思えばよい。
生産設備が壊れた訳でないし、大きい戦争があった訳でもない。
つまり、「おや、何かやりすぎたのか...」
で反省している今、この頃と思えば解り易い。
つまり、双六のスタートに戻っただけの事なのだ。