2012年08月20日
ハドソン川のつり橋は自殺の名所
ミッドハドソン橋は、ハドソン川にかかる吊り橋のひとつ。2009年は、ハドソン川の冒険家、Henry Hudson の400周年記念の年。橋を使って作曲した人がいます。
橋の長さの違うロープを叩いて音階を奏でたり、手すり、標識、柱など橋のあらゆる部位を楽器に見立てて音を作っています。なんでこんなものを作ったかと言うと、ほかにも理由があります。普段、車に乗って通り過ぎる橋は、単なる道路に過ぎませんが歩いて渡ると、日常風景が一変します。水面までの高さは40メートル。思わず足がすくみます。「絶望してますか?命を大切に」命のホットライン、この電話をかけた11人は、すべて思いとどまったそうです。残念ながら残りの21人は、ジャンプ。うち11人は帰らぬ人となりました。きっかけは、税金が払えず持ち家を売らなければならないなど、ほとんどが経済的理由。2007年の冬、70歳の牧師さんが人生を悲観して飛び降り、新聞で大きく報道されました。翌日にはこの牧師さんと同じ場所から43歳の女性が後を追ったそうです。この事件をきっかけにホットラインがほとんどの橋に設置されました。夜になると風景がまた一変します。橋のネオンの光は刻々と色が変化し、幻想的。ここは、ニューヨーク市から北に100キロ離れた田舎まち。観光客なんていないはず。ここに住む人々は、この町を好きなのかもしれません。
橋の長さの違うロープを叩いて音階を奏でたり、手すり、標識、柱など橋のあらゆる部位を楽器に見立てて音を作っています。なんでこんなものを作ったかと言うと、ほかにも理由があります。普段、車に乗って通り過ぎる橋は、単なる道路に過ぎませんが歩いて渡ると、日常風景が一変します。水面までの高さは40メートル。思わず足がすくみます。「絶望してますか?命を大切に」命のホットライン、この電話をかけた11人は、すべて思いとどまったそうです。残念ながら残りの21人は、ジャンプ。うち11人は帰らぬ人となりました。きっかけは、税金が払えず持ち家を売らなければならないなど、ほとんどが経済的理由。2007年の冬、70歳の牧師さんが人生を悲観して飛び降り、新聞で大きく報道されました。翌日にはこの牧師さんと同じ場所から43歳の女性が後を追ったそうです。この事件をきっかけにホットラインがほとんどの橋に設置されました。夜になると風景がまた一変します。橋のネオンの光は刻々と色が変化し、幻想的。ここは、ニューヨーク市から北に100キロ離れた田舎まち。観光客なんていないはず。ここに住む人々は、この町を好きなのかもしれません。