2023年09月09日
台風13号 熱帯低気圧に
台風13号 熱帯低気圧に
湿った空気の影響で関東や東北では大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。これまでに降った雨で福島県や茨城県などでは土砂災害や川の氾濫の危険性が非常に高くなっている地域があり引き続き厳重に警戒してください。
気象庁によりますと、台風13号から変わった熱帯低気圧や太平洋高気圧の縁を回る湿った空気の影響で、関東と東北の太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定になり局地的に雨雲が発達しています。
午前4時までの1時間には千葉県君津市坂畑で46ミリの激しい雨を観測しました。
千葉県、茨城県、福島県では8日、線状降水帯が発生したほか、レーダーによる解析で猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は3県に「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表しました。
8日、12時間に降った雨量の最大値は千葉県の
▽茂原市で371.5ミリ、
▽大多喜町で328ミリ、
▽鴨川市で294.5ミリ、
茨城県の
▽日立市で260ミリ、
▽北茨城市で218.5ミリと
いずれもわずか半日で平年の9月1か月分を超え、統計を取り始めてから最も多くなりました。
これまでに降った雨で千葉県と茨城県、それに福島県では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また、千葉県では氾濫危険水位を超えている川があります。
関東甲信や東北の太平洋側ではこのあとしばらく大気の不安定な状態が続き、局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。
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