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posted by fanblog

2016年04月10日

sendmailによるSPF認証対応受信メールサーバ@(環境構築)


前回記事でのでSPF認証対応受信メールサーバ構築のための環境整備に続き、実際に、sendmailによるSPF認証対応受信メールサーバを構築してみる。
なお、spf対応の実現方法は、「smf-spf 」を使用する。

検証環境


検証環境の前提は、前回記事と同じ。
・受信メールサーバは、RedhatEnterpriseLinux6.4、sendmail-8.14.4-9を使用
・spfへの対応は、smf-spf を使用する。
・検証に使用するドメインは、「simalab.com」
・DNSサーバ上で、mxレコードを受信側IPアドレスに設定
・DNSサーバ上で、spfレコードを送信側IPアドレスに設定
・送信サーバ側でメールを送信した場合、送信者アドレスのドメイン部を「log.simalab.com」を「simalab.com」に書き換える。




参照URL
こちらの方のエントリーを参考にさせてもらった。
http://server-setting.info/centos/sendmail-smf-spf-install.html

以下、構築手順の記載。

wgetのインストール

wgetがインストールされていない場合は、下記のとおりインストール

[root@mx-ns src]# yum install wget


rpmのダウンロード

参照URLのとおり、smf-spf の rpm は、通常のリポジトリにはない模様。
smf-spf の rpm は、http://www.city-fan.org/ で公開されているため、そちらのリポジトリを参照可能とするため、
city-fan.org で公開されているリポジトリをまずは、インストールする。

検証環境は、RHEL6.4のため、下記を使用する。
http://www.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/city-fan.org-release-1-13.rhel6.noarch.rpm


ここでは、/usr/local/srcにダウンロードした。

[root@mx-ns src]# wget http://www.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/city-fan.org-release-1-13.rhel6.noarch.rpm



公開鍵のインポート

CITY-FAN.ORGの公開鍵をインポートする。

[root@mx-ns src]# rpm --import http://www.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/CITY-FAN.ORG-GPG-KEY



city-fan.org リポジトリのインストール

city-fan.org リポジトリをインストールする

[root@mx-ns src]# rpm -Uvh city-fan.org-release-1-13.rhel6.noarch.rpm
準備中... ########################################### [100%]
1:city-fan.org-release ########################################### [100%]
[root@mx-ns src]#


city-fan.org リポジトリファイルの編集

まさに、参照URL記載のとおり、city-fan.org リポジトリは、正式なところでもないので常に無効にしておく(下記赤字箇所)。使いたい時は、yum のパラメータに–enablerepo を指定して使うようにする。

[root@mx-ns src]# cat /etc/yum.repos.d/city-fan.org.repo
[city-fan.org]
name=city-fan.org repository for Red Hat Enterprise Linux (and clones) $releasever ($basearch)
#baseurl=http://mirror.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/rhel$releasever/$basearch
mirrorlist=http://mirror.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/mirrorlist-rhel$releasever
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-city-fan.org

[city-fan.org-debuginfo]
name=city-fan.org debuginfo repository for Red Hat Enterprise Linux (and clones) $releasever ($basearch)
#baseurl=http://www.city-fan.org/ftp/contrib-debug/rhel$releasever/$basearch
mirrorlist=http://www.city-fan.org/ftp/contrib-debug/mirrorlist-rhel$releasever
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-city-fan.org

[city-fan.org-source]
name=city-fan.org source repository for Red Hat Enterprise Linux (and clones) $releasever
#baseurl=http://mirror.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/rhel$releasever/source
mirrorlist=http://mirror.city-fan.org/ftp/contrib/yum-repo/source-mirrorlist-rhel$releasever
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-city-fan.org



smf-spf のインストール

smf-spf を --enablerepo=city-fan.orgオプション付きでインストールする。

[root@mx-ns src]# yum --enablerepo=city-fan.org install smf-spf

〜中略〜
依存性関連をインストールしました:
libspf2.x86_64 0:1.2.10-8.el6 sendmail-milter.x86_64 0:8.15.2-6.0.cf.rhel6

完了しました!
[root@mx-ns src]#



MILTER の確認

参照URLのとおり、smf-spf を sendmailで利用するためには、メールフィルタリングを実施する「MILTER 」がインストールされていないとダメなようなので、確認する。通常、CentOS , Scientific Linux で提供されている Sendmailは、既に組み込まれているようだが、検証環境(RHEL)でも念のため、確認しておく。

[root@mx-ns src]# sendmail -d0.10
Version 8.14.4
Compiled with: DNSMAP HESIOD HES_GETMAILHOST LDAPMAP LOG MAP_REGEX
MATCHGECOS MILTER MIME7TO8 MIME8TO7 NAMED_BIND NETINET NETINET6
NETUNIX NEWDB NIS PIPELINING SASLv2 SCANF SOCKETMAP STARTTLS
TCPWRAPPERS USERDB USE_LDAP_INIT



smf-spf を利用するようにsendmail.mcの編集

以下をsendmail.mcに追加する。
[[root@mx-ns src]# vi /etc/mail/sendmail.mc
# 追加
define(`confMILTER_MACROS_HELO', confMILTER_MACROS_HELO`, {verify}')dnl
INPUT_MAIL_FILTER(`smf-spf', `S=unix:/var/run/smfs/smf-spf.sock, T=S:30s;R:1m')dnl


mcファイルをコンパイルする。

[root@mx-ns src]# m4 /etc/mail/sendmail.mc > /etc/mail/sendmail.cf



smf-spf を起動する

下記のコマンドでsmf-spf を起動する。

[[root@mx-ns src]# service smf-spf start
smf-spf を起動中: [ OK ]
[root@mx-ns src]#



起動したら、システム再起動後も自動で起動するように設定をしておく。

[root@mx-ns src]# chkconfig --list smf-spf
smf-spf 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
[root@mx-ns src]#
[root@mx-ns src]# chkconfig smf-spf on
[root@mx-ns src]#
[root@mx-ns src]# chkconfig --list smf-spf
smf-spf 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
[root@mx-ns src]#



sendmail を再起動する


最後にsendmailを再起動する。

[root@mx-ns src]# service sendmail restart
sm-client を停止中: [ OK ]
sendmail を停止中: [ OK ]
sendmail を起動中: [ OK ]
sm-client を起動中: [ OK ]
[root@mx-ns src]#
[root@mx-ns src]#



以上で、構築手順は終了し、次回以降、動作確認を実施する。
タグ:sendmail
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