キャットフードの考え方: ねこまみれ　ねこ屋本舗

2018年01月15日

キャットフードの考え方

猫の健康はキャットフードの選び方で大きく変わる。

「ねこまんま」は猫にとってジャンクフード

「ねこまんま」の由来は地域によって違うようです。

私の地域では、ご飯に味噌汁をかけた物を「ねこまんま」と呼んで
いましたが、鰹節をご飯の上にのせた物を「ねこまんま」と呼んでる
地域も有ります。

私が子供の頃は猫や犬に専用の食事を与える様な事は
少なかったと思います。

余り物＝動物のご飯　

みたいな図式でしたが、これって猫や犬にとっては何とも
恐ろしいご飯ですよね・・・

塩分高すぎ！

人間の食べ物＝動物もOKでは有りません。

動物が食べると中毒を起こす物は沢山あります。

猫に絶対与えてはいけない物

◆ネギによる中毒◆
玉ねぎ、長ネギ、にら、等　ねぎ類の入った物
（熱を加えていてもNG）
原因物質・・・アリルプロピルジスフィド
症状・・・溶血性貧血（ふらついて倒れたり、うずくまる）

アリルプロピルジスフィドという成分で赤血球の膜が破壊され溶血性貧血を起こします。
玉ねぎだけでなく、長ネギ、ワケギ、万能ネギ、ニラ、ニンニク、らっきょうでも
同様に貧血になります。
ネギを茹でた汁を与えても発症しますので、ネギ類の入った味噌汁を猫に与えたり
しないように注意しましょう。

◆チョコレートによる中毒◆
チョコレートなどのカカオ成分の含まれた物
原因物質・・・テオブロミン
症状・・・不整脈や心不全、呼吸困難を引き起こし、最悪の場合は死亡

猫は板チョコ2枚ほどを食べると中毒症状が出ます。
チョコレート好きの飼い主さんは、チョコレートの置き場所に注意しましょう。
また、コーヒーのカフェインでも同じような作用が起きます。

その他にも、たばこ（喫煙者の方は、灰皿にも注意を！）人間用の薬、
洗剤、鉛、植物　等

人間にとっては何て事の無い物でも、猫にとっては命に係わる物が数多くあります。
飼い主さんは注意をしてあげて下さい。

その他の中毒に関する物や、中毒になってしまった場合の
対処方法はコチラを参考になって下さい。

アイリスペットドットコム

現在ではペットに関する考え方も大きく変わり
家族の一員として、一緒に生活しています。

で、あればやはり猫さんにも「長生きしてもらいたい」「いつまでも健康であって」欲しい
と私個人は思っていますので、毎日の食生活にも気をつけています。

キャットフード選びの基準

グレインフリーに拘る。

我が家ではなるべく「グレインフリー」な物を選ぶようにしています。

写真は「モグニャン」です。
モグニャンの公式サイト　プレミアムキャットフード『モグニャン』

「グレインフリー」とは？

グレインとは米、麦、コーンなどの穀物の事で、これらを使っていないフードです。

どうしてグレインフリー拘るかと言うと、猫にとって穀物は不要と考えています。
元来、猫は肉食ですから野生のネコ科の動物や野良猫はどれだけお腹が空いていても
決して食べません。
これらを食べると消化が出来ないので消化器官に負担を与えてしまいます。

猫は外傷には意外に強く自然に治癒しますが、消化器官、腎臓、肝臓などは非常に
弱い動物です。

少しでも負担をかけない様に我が家ではグレインフリーを選んでいます。

今は猫にも穀物はある程度必要と言っている獣医の方がフードの宣伝に出ていたりしますが
多くの獣医さんは必要なしと言っています。どっちが本当か解りませんが
我が家では圧倒的にグレインフリーの方が喰いつきが良いので選んでいます。

ただし、イモ類を使っているフードは良いそうです。
イモ類は消化も良く栄養価も猫にとっては必要だそうです。

因みに冒頭でお話しした「ねこまんま」ですが、猫は米も食べません。
食べたとしても、消化されずにそのまま排泄されますので消化器官によくは有りません。

では何故、グレインが使われるのでしょうか？

単純に原価が安く済みます。なので儲かります。

命は二の次です・・・

モグニャン取り合う我が仔達

安全なキャットフードの基準

猫にもこのみがあります。

「このフードは良く食べる」「これはあまり食べない」

等の単純な見方ではなく、「ミート系」「フィッシュ系」「ドライ系」「ウェット系」

大きく分ければこの4種類ですが、ここからが問題です。

◆ミート系ドライ◆
原材料はチキンが多いと思いますが、中にはビーフやターキーを使った
物もあります。結構な金額ですが・・・

元来、猫は肉食ですから、ミート系を与えた方が良いとも言われています。

勿論、好みが有りますので無理に与えるのはやめましょう。
トラウマになりそのパッケージを見ただけで逃げます。

原材料に要注意！！

皆さんはフード購入時に原材料表記や成分表を見ますか？
もし、見ないで購入しているのであれば一度見て下さい。

原材料の中に「家禽ミール」「副産物」なる物を見つけたら要注意です。

「家禽」とは
食用に飼育された鶏やアヒル等の事です。
家禽自体に問題は有りませんが、その後に「ミール」「副産物」の表記が有る場合は
注意が必要です。

「家禽ミール」とは？
美味しい肉のみならず、屑肉、内臓や骨粉を脂肪を取ってすり潰した物。

これが使用される事により、栄養価は低く、消化も悪くなる為、便状態も悪く
臭いも酷いです。腸内で消化がちゃんと出来ないのが原因です。
また、病気に掛り易く結果的に猫の寿命を短くしてしまいます。

「家禽ミール」「副産物」のほかに「ミートミール」「肉副産物粉」の表記は更に危険！

「ミートミール」「肉副産物粉」は人間は食べられない物で「4Dミール」と呼ばれます。

「4Dミール」とは？

１・「D」EAD＝しんでしまった動物の肉
２・「D」ISEASED＝病気だった動物の肉
３・「D」YING＝しにかけだった動物の肉
４・「D」ISABLED＝障害のあった動物の肉

これら4つの単語の頭文字を取って4Dミールです。
「ミートミール」「肉副産物粉」はこれら4Dミールが使われる事が多々あります。
処分に困った肉は猫ちゃんに・・・的な考えと原価がかなり抑えられるからです。

言わばメーカーの金儲けの為に皆さんの大事な猫の寿命が削られている訳です。

以外にも国産キャットフードの危険際は高い

ならば、国産なら大丈夫！

と言った声が聞こえてきそうですが、チョット待った！！
実は国産の方が危険な場合もあります。

エッ！日本は食に関しては安全でしょ？

それはあくまでも人間に対しての事です。

国により「家禽ミール」「副産物」の見方は違います。
日本の場合は基準が低く、アメリカの基準と比べて低く大雑把です。

言い換えると日本の基準は動物の命を基準としていないって事でしょうか・・・

・日本基準
精肉を取り除いた、屑肉、内臓や骨粉を脂肪を取ってすり潰した物。
と、なってます。

これって、怖くないですか？「精肉を取り除いた」って事は、まともな肉は
入ってないって事でしょうか？

・欧米基準
羽毛や鳥の頭部、内臓以外の部分。キレイな骨つき・骨なし肉や鶏皮の油分を取り、すりつぶしたもの。
となってます。

欧米と比べるとレベルが低い事が解ります。

家禽に関する参考サイトはコチラからどうぞ。

写真は「カナガン」グレインフリーでミート系フードでは有名です。

我が家も以前はカナガンオンリーでしたが、粒が大きいので
小さな仔猫には食べずらいのと、我が家の仔達はフィッシュ系が好きなので
モグニャンに変えました。

「今まで気にしていなかった」

方はこの機会に購入している猫のご飯を確認してみるのも良いかと思います。

「売れているから良い物」ではありません。

「手軽にどこでも買えるから」

等で、選ばないで下さい。

大切な家族の一員です。そして、物言わない家族ですから
飼い主さんが気をつけてあげて下さい。

猫さんはあなたしか頼れないのですから・・・