2013年06月28日
三保の羽衣伝説
富士山の構成資産として世界遺産登録され、すっかり有名になった三保の松原
三保の松原には天女の羽衣伝説があります
羽衣伝説は全国各地にありますが、三保の羽衣伝説は「ある日天女が羽衣を松の木にかけて水浴びしていると、漁師がその羽衣を取ってしまった 天女が返してほしいと頼むと、漁師は羽衣を返す代わりに天女の舞をみせてほしいと言った 天女は羽衣を返してもらい漁師に舞を見せたが、そのまま天に帰って行った」というものです
他の地の羽衣伝説では、近江長浜の伝説で「羽衣を拾った男と天女は結婚し子供をもうけるが、ある日羽衣をみつけ天に帰っていく」というものと、
丹後半島の伝説で「羽衣を拾った翁(おじいさん)のために天女が酒を造る その酒のおかげで翁は金持ちになるが、天女が邪魔になり追い出してしまう 天女は各地をさまよい奈具の村に行き着きこの地にとどまった」というものがあります
天の羽衣は天の世界(神の世界)と下界(人間の世界)を分けるものとされています
『竹取物語』のかぐや姫も天の羽衣を着せられることで、人間界での記憶を失ってしまいます
この羽衣を失った天女は人間界に留まることしかできなかったのでしょう
羽衣を盗った男たちは、これを逆手にとって自分の欲を満たそうとします
巧妙に羽衣を隠し天女を帰れなくした他の地域の男たちと比べて、舞をみたいというささやかな願いと、羽衣がないと舞が舞えないという言葉にだまされあっさり羽衣を返してしまい天女に逃げられた三保の漁師は、お人好しでのんきな県民性をよくあらわしていると思います
三保の松原がある静岡市清水区には、天女が羽衣をかけたといわれる樹齢650年の松と、羽衣の切れ端が祀ってある御穂神社(ここの祭神は大国主神です)があり、また三保から少し離れますがヤマトタケルが草薙の剣を祀った草薙神社など興味深い場所がたくさんあります
富士山を観ながらこういった伝説の地も訪れてみてください
三保の松原には天女の羽衣伝説があります
羽衣伝説は全国各地にありますが、三保の羽衣伝説は「ある日天女が羽衣を松の木にかけて水浴びしていると、漁師がその羽衣を取ってしまった 天女が返してほしいと頼むと、漁師は羽衣を返す代わりに天女の舞をみせてほしいと言った 天女は羽衣を返してもらい漁師に舞を見せたが、そのまま天に帰って行った」というものです
他の地の羽衣伝説では、近江長浜の伝説で「羽衣を拾った男と天女は結婚し子供をもうけるが、ある日羽衣をみつけ天に帰っていく」というものと、
丹後半島の伝説で「羽衣を拾った翁(おじいさん)のために天女が酒を造る その酒のおかげで翁は金持ちになるが、天女が邪魔になり追い出してしまう 天女は各地をさまよい奈具の村に行き着きこの地にとどまった」というものがあります
天の羽衣は天の世界(神の世界)と下界(人間の世界)を分けるものとされています
『竹取物語』のかぐや姫も天の羽衣を着せられることで、人間界での記憶を失ってしまいます
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この羽衣を失った天女は人間界に留まることしかできなかったのでしょう
羽衣を盗った男たちは、これを逆手にとって自分の欲を満たそうとします
巧妙に羽衣を隠し天女を帰れなくした他の地域の男たちと比べて、舞をみたいというささやかな願いと、羽衣がないと舞が舞えないという言葉にだまされあっさり羽衣を返してしまい天女に逃げられた三保の漁師は、お人好しでのんきな県民性をよくあらわしていると思います
三保の松原がある静岡市清水区には、天女が羽衣をかけたといわれる樹齢650年の松と、羽衣の切れ端が祀ってある御穂神社(ここの祭神は大国主神です)があり、また三保から少し離れますがヤマトタケルが草薙の剣を祀った草薙神社など興味深い場所がたくさんあります
富士山を観ながらこういった伝説の地も訪れてみてください