2018年03月16日
古代エジプト神話に登場する神は実在するのか?
エジプト・ルクソール西岸のシェイフ・アブデル・クルナのネクロポリス(墓所)で、古代神話オシリス神の墓を再現した3200年前の墓が見つかりました。
神話上の神の墓が実際の墓の中に見つかったのです。
一体、どういう事でしょうか?
オシリスとは?
古代エジプト神話に登場する生産の神、そしてエジプトの王です。
嫉妬から弟のセトに殺されバラバラにされてナイル川に棄てられますが、妻イシスによって遺体を拾い集められミイラとして復活します。
それ以後は冥界アアルの王として君臨し死者を裁くことになります。
死者の守護者であるとともに再生・復活の神でもあるのです。
初めてミイラになったとも伝えられています。
合同プロジェクトで発見
スペインとイタリアの合同ミッションで発見された今回の墓。
研究者によると小さなレプリカで古代エジプトの神殿「オシレイオン」を模したものだそうです。
セティ一世の命によりルクソールのアビドスに建造されました。
スペイン人のエジプト学者アルバレス・ソーサ氏によると「神話上のオシリスの墓の全ての特徴を備えていてテーベのネクロポリスにしては独特だ」とのこと。
この入り組んだ墓の北の壁に古代エジプトの偉大な冥界の神オシリスに捧げられた墓への入口が発見されたのです。
見つかった地下室
この複雑に入り組んだ建造物内の中央に位置する円天井の礼拝堂に比較的保存状態の良いオシリスの像があります。
そして、その前には地下室に続くシャフトがあり9mほど降りると第一の部屋に、さらに6mほど降りると第二の部屋に辿り着きここが最深部となります。
研究者によると大変しっかりした造りとのこと。
ナイフを持った悪魔のレリーフが印象的な霊安室は中央礼拝堂西側にある部屋の前からシャフトを7m降りたところにあり悪魔は何のためかは謎ですが死者の体を護るために配置されたのではないか、と発掘したソーサ氏は述べています。
次回の発掘調査時には更に埋葬部屋の調査を進め、この墓の本当の意味を明らかにしていくとソーサ氏は語っています。
エジプトには発見されているが、調査はされていない遺跡が多数存在すると言います。
何とも勿体ない話ですね。
今回の件も実際は既に発見されていた場所ではあるが、更に奥に特殊な構造物が見つかった!
という事らしいです。
ぜひとも早く謎を解いていってほしいものです。
続報が入り次第またご紹介します。
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