2020年4月23日、ついにこの日がやってきました。
当ブログでも何度も取り上げたレクサスの基幹セダン「GS」がついに2020年8月をもって生産終了の公式アナウンス、そして特別仕様車“Eternal Touring”が6月1日に発売されることもアナウンスされました。いずれもおおむね既報の通りの内容です。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/32231442.html?padid=ag478_from_kv
すでにGSオーナーさまを中心に販促活動が行われており、オーダーも可能、オーダー終了が6月とのことですので、検討期間が結構短いことに注意が必要です。
特別仕様車“Eternal Touring”の価格は以下のとおり。
パワートレーンにより若干異なりますが、概ね「37万円〜38万円」のアップとなります。
注目ポイントは、レクサスLCの2021年モデルと同様、消費税増税により狂った端数調整もかねてきっちり「50万円単位」に調整しているので、車種ごとに微妙に値上げ幅が異なることです。また、GS350の「2WD」と「AWD」で値段が同一になってしまっています。これはレクサス初ですよね。
リンク画像追加される装備に関しては、公式サイトのとおり。
https://lexus.jp/models/gs/features/eternal/
外装は「グロスブラック」と「漆黒めっき」でコーディネイト。特にフロントマスクは標準の”F SPORT”と比べてもつやつやの塗装と漆黒めっきでスポーティさが際立つ特別仕様車にふさわしい仕上がりですね。
リンク画像ホイールもブラック塗装、GS450hとGS350の大型キャリパは「LEXUS」ロゴ入りのオレンジ塗装を施すなど足元にも彩りを与えています。ただし、オレンジの塗装は「RCF」や「GSF」の2020年モデル以降に使用されている新カラーではなく、従来から使用されているソリッドのオレンジカラーのようです。なお、GS300hとGS300はオレンジ塗装の設定はありません。キャリパサイズが違うので仕方ありませんが、ロゴなしでいいのでオレンジ塗装してほしかったところ・・・
リンク画像リヤのラゲージガーニッシュが漆黒めっき化されているのが渋いですね!
リンク画像さて、追加装備の面のみでコスト換算すると、“Eternal Touring”、実はお買い得というわけではありません。
以下のとおり、単純に追加されている装備の価格合計は「35万円〜39万円」といったところで、上記のとおりきっちり車両価格に転嫁されています。
リンク画像つまり、外装のブラック仕立て+内装の特別装備(メーターフード/インストルメントパネル上部/センターコンソール/パームレスト/ドアトリムへの「アルカンターラ」採用、インテリア各部の「レッドの差し色&ステッチ」、そして「ファイナルモデル」というところにどれだけ価値を見いだせるか、という仕様であり、「お買い得感」を全面に出した特別仕様車ではありません。
リンク画像私的には、「ヘッドアップディスプレイ」と「パワートランクリッド」も標準化にして同価格だったら良かったのですが・・・
というのも、GSのヘッドアップディスプレイは早期に開発されたこともあり、レクサス最小のサイズでかつ価格が「88000円」と変更がありませんから、今となってはコストパフォーマンスが悪い装備ですし、これだけの高額車両だですので、パワートランクリッドは標準装備してほしいものです。(SUV系では当たり前の装備ですし・・・)
リンク画像一部のGSオーナーさまの中には「GS F」の部品を取り寄せ換装されている方もいらっしゃると思いますが、この特別仕様車"Eternal Touring”の各パーツを取り寄せ(たぶんできる・・・はず)して、ご自分のGSに移植、オリジナルの1台を作りあげるというのも面白いかもしれませんね。
リンク画像こういう環境なので実車を見ることは難しいかもしれませんが、是非実車レポートしてみたいです。
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