のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
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毎年進化するLEXUS「LS」2回めの年次改良でようやく完成か?
(なまっくす at 10/10 20:45)
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2019年10月2日、レクサスのフラッグシップセダン「LS」が2回目の年次改良を受けました。

https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/29933170.html?padid=ag478_from_kv

サウンドノイズ、振動面などパワートレーンの評判が芳しくないLS500h(V6・8GR-FXS+マルチステージハイブリッド搭載車)の制御については大きな改良が入ることが噂されていましたが、ようやく実現。また、昨年の年次改良でAWD車に搭載されたショックアブソーバーに「伸圧独立オリフィス」を搭載し乗り心地の面でも進化をするなど、高価格帯のクルマにふさわしい基本的な部分について改良を行った模様。

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しかし、内外装が変わらないため展示車の入れ替えはほとんど期待できず、試乗車を入れ替えする店舗も少ないと思われます。
そういうことはメーカー自身も認識しているのか、「年次改良を解説したスペシャルコンテンツ」が開設されています。
https://lexus.jp/models/ls/special/001/

レクサスの年次改良は何を改良したのかが具体的によくわからない部分が多いので、このような解説がされるのは非常に嬉しい反面、今までのイメージを払拭しなければならないという危機感の現れを感じます。

以下は、スペシャルコンテンツで解説されている、NEW LSが改良で追求したポイントです。

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01 ハイブリッドならではの静かで滑らかでパワフルな上質な走りの追求

LSのドライバーが、アクセルを、どれくらいの割合で、どれくらい踏んでいるか。
実は、90%くらいの割合で、アクセルの踏み込みは半分くらいなのです。
そこに着目し、バッテリーのアシスト量を増やしてモーターの駆動力を高め、アクセルの踏み込み量に対する加速を向上しました。
結果、モーターのアシストがしっかり感じられ、より先進的でパワー感のある走りを味わえます。
また、このバッテリーのアシスト量を増やしたことは、パワーを得るという以外にも、走りの質感も向上します。
それは「上質な走り」につながるということです。
 具体的には、アシスト量を増やしたことで、エンジン回転数を低く制御することができ、滑らかなギアの繋がりやエンジンノイズの低減にもつながりました。
それにより静かでありながら、滑らかで気持ち良い加速を感じることができる。
そんなLSらしい「上質な走り」を今回の改良で実現することができました。

(以上、公式webページhttps://lexus.jp/models/ls/special/001/から抜粋)

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マルチステージハイブリッド車の欠点である、「アクセルオンですぐエンジンが始動する」、「エンジン回転数がすぐ上がってうるさい」というのは現行「LS」のキャラクターには合わないと言われており、大きな改善要望が出ていたものです。
2018年8月末の最初の年次改良でも"マルチステージハイブリッド"の制御が改良されていましたが、劇的な変化はありませんでした。
しかし、今回の2020年モデルではこれだけPRされるということは、いよいよ目指すチューニングが完成したと思いたいですね。このパワートレーンは市場投入されすでに2年半が経過、開発期間も含めるとかなりの熟成期間がありますので、そろそろ仕上げてほしいところ。

LC500hでも(価格帯を考えると)それほどのパワー感は感じませんし、遥かに重量が重いLSでは「V6・8GR-FXS」は力不足では?との声も根強く、今回の改良でも市場の期待する水準に届いていなければ新エンジンとの換装も現実味を帯びてくるのではないでしょうか。素人考えでは「LS500」のV6ツインターボ(V35A-FTS)を組み合わせればと思うのですが・・・FR系ハイブリッド車は「GR系エンジンではないといけない」という制約でもあるのですかね?

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02 ショックや振動への緻密な対応による、上質な乗り心地を提供

LSの魅力の一つはラグジュアリーさを感じることができる「上質な乗り心地」です。
今回の改良では、そこをさらに追求しました。具体的には、標準設定のランフラットタイヤの、縦バネ(上下方向)を柔らかくしました。FR車もAWD車同様、エアサスペンションに伸圧独立オリフィス、これはショックアブソーバーの伸び縮みでそれぞれに適したオイル流路=オリフィスを設定するバルブ機構なのですが、それを採用し、減衰力の可変幅を拡大し摩擦も減らしました。AVSのロール制御や、リヤサスペンションメンバーのマウント特性も調整。これらのショックや振動への対策により、LSらしい上質な走り、乗り心地が向上しました。

(以上、公式webページhttps://lexus.jp/models/ls/special/001/から抜粋)
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2018年の改良でLCとLS(AWD)には「伸圧独立オリフィス」が早速取り入れられましたが、当時の開発者インタビューでも「なぜAWDのみ?」との質問に対し、「FRモデルには開発が間に合わなかった」旨のコメントがあったと記憶しています。つまり単純に期待された水準のチューニングができなかった、ということのようですが、そこから1年あまりでようやく期待する水準に達したため、ようやく搭載されたということと思います。

ランフラットタイヤも改良されたのが地味に嬉しいポイント。
安易にランフラットタイヤを廃止し、コンフォートタイヤへ換装しなかったのは目指す路線自体の変更はしないという意思表示と感じました。

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03 優雅に過ごせる、後席の空間設計

LSはショーファーカーとしてご利用するお客様もいるので、後席の空間で優雅に過ごして頂きたいと思っています。そこで、“EXECUTIVE”のリヤシートエンターテインメントシステム装着車のエンターテインモードを改良しました。足元と前方視界を広げる空間づくりをすることで、助手席の位置を問わず優雅に後席ディスプレイの映像を楽しんで頂くことができます。また、後席マルチインフォメーションパネルでは、よく使う機能を1画面に集約し、画面の階層を可能な限り減らしました。これによりさらに、直感的に素早く操作できるようになりました。

(以上、公式webページhttps://lexus.jp/models/ls/special/001/から抜粋)
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もともと、リヤモニターの位置や足元空間についてはリヤ席を使用するVIPの方から、視界や居住性に問題があるとの声が出ていたようで、年次改良で取り組むのはフラッグシップセダンとして適切な対応と思います。
ただし、今回の新型LSをもってしても、新型「RX」で採用された「Apple Car Play」「AndroidAuto」対応などのマルチメディアシステムの対応は見送られて
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