のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
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LC500h 発売から2年でいくつか新インプレッションが!
(なまっくす at 08/11 09:59)
オーナーのもとに納車されて2年が経過するレクサスLCですが、ハイブリッドの「LC500h」関連のレビューが最近いくつか公表されています。


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■car advise
https://www.caradvice.com.au/777241/2019-lexus-lc500h-review/

なかなか的を得たレビューですので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
海外でも内外装のデザインと質感は評価されており、むしろ日本よりも評判が高いように思います。

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私自身も感じますが、LCの魅力はやはりなんといってもLF-LCを彷彿とさせる、デザインにあると思います。
装備面では見劣りする部分が多数ありますが、独特なデザイン内外装のデザインと質感は、価格以上ともいえ、twitterやinstaglam等のSNSでは未だにLCを「街なかで見かけた!」というだけの記事が投稿されているぐらい。

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しかし、LC500hでの欠点はなんといっても未完成と言える、"マルチステージハイブリッド"。
4速ギアを追加したとはいえ、LC500の10速ATの完成度には全く及ばず、特にパドルシフトでのATモードでの変速フィーリングは良くなく、まだまだ改善のすべきところがあります。(Mモードはなかなかいい感じですが、常用しませんよね)

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また、エンジン自体はデビュー当時からあまり評判が良くなく、いわゆる「無駄吠え」が目立ち、エンジン自体の回転の滑らかさやサウンド面でも価格を考慮すると、魅力は乏しいところが残念。そのため、北米のみならず、ハイブリッドの王国の日本市場においても販売比率は「7:3」で、圧倒的にV8「LC500」が選ばれています。街なかでの試乗レベルではこのシステムの良さがほとんどわからないのも痛いところです。(といっても、峠道での走行も得意ではありませんが・・・)

流用された「LS500h」もこの問題で苦しんでおり、2020年モデルでは大きく改良が行われるそうですので、LSオーナーが求める静粛性、なめらかな乗り心地の良さの実現に今年こそ期待です!

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次はちょっと無謀とも思える、「BMW M850i」との比較。(しかもLCは ”L Package”!)
著名ジャーナリストの清水氏によるパフォーマンステスト(2019年8月8日現在、以下の他にも数本テストされています)

圧倒的なパフォーマンス差でボロクソになるのではと思いきや、なかなかの健闘といえます。
V8ツインターボのM850iとのパフォーマンス差は明らかですが、比べられるだけの存在と認められたと言っても良いのではないでしょうか。

▼ youtube M850i xDrive クーペ vs レクサスLC500h Lパッケージ(ダブルレーンチェンジ編)
【DST】BMW M850i xDrive クーペ vs レクサスLC500h Lパッケージ(ダブルレーンチェンジ編)【DST♯128-04】


▼ youtube BMW M850i xDrive クーペ vs レクサスLC500h Lパッケージ(ハイスピードライディング編)
【DST】BMW M850i xDrive クーペ vs レクサスLC500h Lパッケージ(ハイスピードライディング編)【DST♯128-03】

冒頭の「car advise」のレビューもそうですが、「LC500h」の独自性や環境性能は一定の評価を得るものの、最終的にはV8エンジンとサウンド、トランスミッションの魅力で「V8NA」のLC500を選択する、という流れはデビュー時から変わっていませんね。

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しかし、ハイパフォーマンス部門では他社の超高性エンジン(V8ツインターボ、600ps超)が次々と登場し、それに加え、テスラやポルシェなど、エンジン車を上回るパフォーマンスを誇るEVカーが登場しますので、今からレクサスがこれらの領域に入ってパワーウォーズを競っていくのは相当に厳しいものがあります。仮に「LC-F」が発売するとしてもライバルは更にハイスペック化を果たしているでしょうし・・・

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トヨタ/レクサスの強みは長年研究して実績もあるフルハイブリッドですので、「LC500h」の方向性は間違っていないと思います。
しかし、このクラスを求める層には、環境性能や燃費性能の良さだけではだめなので、ガソリン車にもない、EVカーにもない独自のフィーリングと官能性能を持つパワートレーン、次世代の"マルチステージハイブリッド"を期待したいところです。次期LCのパワートレーンが現行モデルのキャリーオーバーである可能性は非常に少ないと思いますので、次こそは純ガソリンエンジン車を凌駕する魅力を持つハイブリッドカーが登場することを期待したいです。

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