のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
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勝手に平成を振り返る!国内レクサスの歴史〜その2(〜2010年)
(なまっくす at 05/04 09:05)
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レクサス開業3年目となる2008年には、スポーティかつインテリジェントなセダン「IS」、グランドツーリングカー「GS」、スペリャリティクーペ「SC」、ラグジュアリーセダンとして君臨する「LS」の4車種をラインナップ。
さらに「GS・LSハイブリッド」という環境性能と動力性能を良質した新パワートレーンに加え、大排気量スポーツカー「IS F」を発売し、レクサスは欧州車に近いラインナップを揃えつつあり、環境性能と動力性能を良質したブランドへと成長しつつありました。


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しかし、2008年9月にはいわゆるサブプライムローンを端緒とした「リーマン・ショック」が発生。高級車ブランドゆえ、大排気量エンジン車や複雑かつ高価なハイブリッドカーを中心としたラインナップしか持たないレクサスにとって大きな試練が到来しました。

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■2008年(平成20年)9月3日:IS(IS250/IS350)初のマイナーチェンジ

レクサスISが初のマイナーチェンジを実施。
超レアカラー、「ブロンドマイカメタリック」など内外装のカラーリング、オーナメントパネルの変更など、様々な組み合わせから選べるのはレクサスの優位性の一つでした。

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GSで先行採用された「ドアミラーウィンカー」や「カードキー」の採用、細かいところでは「センタークラスターパネルの英語表記」対応など内外装ともにユーザーからの要望に応えたマイナーチェンジと言えます。

センタークラスターの文字に関しては、従来は画像のように「日本語」が目立ち、レクサス開業当時から不満の声が聞かれていましたね。
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テールランプはデザインを一新。
クリアで「L」が描かれるなど差別化、このデザインが一番好きな方もいらっしゃるのでは。
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なお、2008年の改良ではSC430で先行投入された「マップオンデマンド」や「地上デジタルチューナー」の導入は行われませんでしたが、地上デジタルチューナーがディーラーオプション採用されるなど車内でのTV視聴環境が格段に向上した時代でした。(それまでは電波の問題で受信できなかったり、画質の面で課題が多かった)

当時はpanasonicの外付け地上デジタルチューナー(TU-DTV30)がサイズも小さく、大人気で、プロショップは如何にこのチューナーを綺麗に目立たせずに取り付けることができるかが腕の見せどころでした。

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https://news.panasonic.com/jp/press/data/jn070314-1/jn070314-1.html

レクサス全車の地デジチューナや新ナビゲーションシステム(DCM&マップオンデマンド機能搭載)化は翌年2009年に実施されます。

また、その他先進安全装備の「プリクラッシュセーフティシステム&レーダークルーズコントロール」について、従来は「26万円+税」と高額でしたが、「14万円+税」と半額近くにプライスダウンして装着しやすくなったのは大きなトピックス。
その他、車両運動統合制御「VDIM」をIS250にも採用など、この時点ではレクサスの安全装備は最先端だったのですが・・・


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■2008年(平成20年)9月24日:レクサスインターナショナルギャラリー青山開業

首都圏での知名度向上等のためブランド店が集まる青山エリアに「レクサス青山」と同時に開業。
以後、2018年春に「LEXUS MEETs…」が開業するまで、レクサスの新型車はこのインターナショナルギャラリー青山にて展示されることが定番となりました。特にRXやNXのお披露目では非常に賑わい、首都圏でのレクサスショールームとして活躍。

レクサスの誇るスーパーカー「LFA」など多くの新型車がショールームを彩りました。

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■2009年(平成21年) 1月19日: RX(RX350/RX450h)発表

北米を中心とした大人気のSUV、RXを投入。
当時はFR車を中心としたセダン・クーペのみで展開してきたレクサスにとって初めての前輪駆動(FF)ベース車であり、既存オーナーからも投入に関し議論が行われました。

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以下のような先進装備・快適装備を投入

・ヘッドアップディスプレイ
・LEDヘッドランプ
・白色有機EL採用、マルチインフォメーションディスプレイ
・VDIM
・電動アクティブスタビライザー(RX450h)
・エコドライブモード(RX450h)
・地上デジタルチューナー
・DCM&マップオンデマンド

しかし、ときは不況真っ只中、RXは発売から1ヶ月後、月販目標台数月650台に対し、わずか4倍弱の「2500台」の受注しか集まらない結果に。
今のRX人気からはとても考えられません・・・。
トヨタブランドの「ハリアー」との併売ということもありましたが、世の中はすでに高額な新型車を気軽に購入する時代ではなくなっていました。

RX発表時の日経平均株価の終値はわずか「8,256円」(日経経済新聞社データより)

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■2009年(平成21年)春 レクサス暗黒期

破綻する企業が続出し、3月末決算が乗り切れない法人も多数発生。
高級車を中心に販売するレクサスディーラーは異常な状態となっていました。
新型車RXの不振に加え、中小法人を中心として、高額なLS460/600hの売却、リース中途解約などディーラーのバックヤードには社用車等で使用していたLSで溢れかえっており、中古車市場も暴落状態となっていました。

店舗は閑古鳥、オーナーズラウンジもガラガラの状態。
ついには容姿端麗なレクサスの受付嬢の解雇に踏み切る店舗も続出、実際いくつかの店舗ではディーラーの閉鎖という話もあったとか・・・
当時の経済状況ではやむを得ませんが、レクサス開業以降最大のピンチ、まさにレクサス暗黒時代でした。

トヨタ自動車の2009年3月期決算は、なんと戦後初の営業赤字に転落(▲4610億円)の営業赤字。
なお、同年10月にはトヨタは「F1」からの撤退も表明、モータースポーツ活動は自粛ムードでした。
もはやスポーツカー、大排気量車で我が物顔で街なかを闊歩する状態ではありませんでした。

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