のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
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2018年 販売が苦戦したレクサス車は(ベスト5)
(なまっくす at 02/21 18:54)

今回は、2018年で最も販売が苦戦した(売れなかった)レクサス車 ベスト5をまとめたものを発表させていただきます。

以前、「売れた」クルマについてはレポートさせていただきました。(2018/2/8)
■2018年 最も売れたレクサス車は?(ベスト10)
http://www.namaxchang.com/article/464057815.html?1550577010


2018年度は国内開業以来最高の販売台数を達成したレクサスですが、一方販売が苦戦したモデルも存在します。
以下、ランキングです。(台数は自販連データ、雑誌"CG"掲載データを元に当方で集計)


■第5位・・・「GS300(GS200t)」・・・189台

2016年9月、GSのマイナーチェンジから1年後に登場したターボエンジンモデル「GS300(GS200t)」
GSの車格では2.5LNAエンジンや2Lターボは力不足のなのか、MC前モデル(GS250)時代から販売数が伸び悩んでおり、累計販売数はハイパフォーマンスモデルの「GSF」や1クラス上の「GS350」よりも少なく、なかなかの希少車となっています。
GS自体、2018年の年次改良では「LSS+」(Lexus Safety System+)のアップデートやナビ/オーディオの改善も行われず、販売台数的には、しばらく後継車も無しと思われます。
GS300については動力性能が近い「新型クラウン」やレクサス「ES300h」の発売の影響を受けており、販売台数の改善は見込めず月販売台数は10台〜20台レンジで推移しており、厳しい状況が今後も続きそうです。

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■第4位・・・「RC350」・・・182台

2014年11月に発売された、RC350。
現在のレクサスラインナップの中では人気のハイブリッドモデル「300h」と大排気量ハイパフォーマンスな「F」との中間である「350」シリーズは、ISと同様、日本では販売不振が続き、特に「RC350」は現行レクサス車ではもっとも累計販売数が少ない車と推測されます。

2017年12月にナビ画面の大型化、LSS+の標準装備等、大掛かりな年次改良を受けたため、前年より台数が増加。(135台→182台)
2018年10月にはマイナーチェンジが行われましたが、現時点では大きな販売増には結びついていない模様。
内外装ともにセダンの「IS」とはさらに差別化が図られましたが、ベース車であるISの制約を受け、未だに足踏み式パーキングブレーキや1世代前の「LSS+」に留まるなど如何ともし難い基本設計の古さが目立つのが残念。貴重なミドルサイズのクーペですが、販売台数的には、次期モデルは廃止される可能性が高そうです。

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■第3位・・・「RC F」・・・157台

2014年11月に発売された、ハイパフォーマンスクーペ「RC F」。
昨年は最も販売数が少ないレクサス車でしたが、今年度は第3位とランクアップ。
2017年12月にナビ画面の大型化、LSS+の装備等、大掛かりな年次改良を受けた成果と思われますが、この仕様のRCFはわずかこの台数しか国内に存在しないこととなります。
間もなくマイナーチェンジモデルの発売のため、どこまで販売数が戻るのか注目ですが、”Performance Package"については納期がかなり遅くなる見込みであり、予定価格が1400万円クラスのため、販売増にはなかなか結びつかないと思われます。
「GSF」と同様、基本設計や安全装備のアップデートは見送られ、事実上のラストモデルと推測されます。


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■第2位・・・「HS250h」・・・135台

ランキングに入れようか迷いましたが、2018年2月に販売停止となったハイブリッド専用車「HS250h」。
2018年2月で販売停止のため、継続販売されていれば1000台近い台数が見込まれましたのでランクインすることはなかったのですが・・・
実質的に日本専用レクサス車として、根強い人気を誇っていましたが、パワートレーンの老朽化等もあるのかついに販売停止に。
乗降しやすく、近未来的なリモートタッチやヘッドアップディスプレイ(HUD)を備え、それまで高額だったプリクラッシュセーフティシステムが約14万円で装備可能となるなど、外装デザインや兄弟車SAIの存在など賛否がわかれますが、意欲作でした。
リーマン・ショック後のレクサス店を救った救世主でもあります。
「ES300h」に乗り換えされた方も結構いらっしゃるようです。
また、スポーティ路線を強めた第2世代レクサスにおいて、最後まで”F SPORT”が設定されませんでした。

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■第1位・・・「IS350」・・・133台

最も販売数が少ない車種は「IS350」となりました。
(ちなみに昨年もっとも少なかった車種は「RCF」の107台)
毎月の販売数は1桁台の月も多くなり、次期ISが発売されたとしても日本での販売見込みはなさそうです。
レクサス店舗数よりも少ない販売台数となってしまったため、ここ数年、1台も販売していない販売店舗もあるかもしれません。

エンジン自体は何度か小改良が行われましたが、数値的なスペックは2005年開業当時からほとんど変化がないことと、実用燃費は高めなものの、アイドリングストップ機構や気筒休止機能がないなどカタログ上の見栄えが今ひとつなのが残念。
また、他のグレードに比べ価格が高いのは販売上のネックと思われます。(前世代のクラウン3.5Lと比べても明らかに割高)
次期ISではパワートレーンの刷新は確実に行われると思われますが、このクラスのNAエンジンを味わえるのもあと僅かでしょうか。
BMW製のエンジンが搭載されることはホントにあるのでしょうか?

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売れた車ランキングでは、「NX」・「RX」等のSUVモデルの人気が鮮明でしたが、今回のランキングでは、想定されたとおり、基本設計が古めの車かつ大排気量モデルのセダン・クーペが占める結果となりました。(なお、ランキング第6位は「GS F」、第7位は「GS350」とGSのシリーズが続きます)
また、価格も高く、趣味嗜好性の高い「F」モデルよりも中間モデルの「350」の苦戦があらためて目立つ格好となりました。

なお、2013年5月発売の「IS」と2014年7月発売の「NX」は発売時期ではわずか1年少々の差ですが、その後の改良内容・装備の進化がまったく異なるのは、当初の基本設計が如何に大事かが伺えます。

今後、EVモデル・FCVモデル・ツインターボエンジン搭載モデルなどが主流になると思われますので、自然吸気の5Lエンジンのみならず、3.5Lエンジンにおいても日本市場での存続が危ぶまれそうです。
こういった中、好評な「ES300h」へよりスポーティな「ES350」の追加というのは極めて厳しい状態と言わざるを得ないのではないでしょうか。

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