のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
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初! 日産 LEAF を1日乗ってみました
(なまっくす at 11/09 23:31)
(長文です)日産の電気自動車、LEAFを1日レンタルしました。

キャンペーンをやっており、割引込みで、なんと5000円未満…これはお得!とすぐ飛びつきましたが、結論としては

■冬期or雨の日「初」LEAFは避けるべし!
■100kmはまず走れない。
■急速充電ポイントをあらかじめ決めておく必要あり。
■クルマ自体の出来は普通に良い。

以下つらつらと。キャンペーン価格でLEAFをレンタルされる方の少しでも参考になれば幸いです。

まず今回借りたLEAFは、マイナーチェンジ前のモデルで、LEDヘッドライトや、電動パーキングブレーキが採用されている(MCではおそらくコスト削減のため廃止。)、メーカー設定のカーナビを標準装備など、レンタカーとしては豪華装備。
ただし、バックモニターが装備されていなかったのが残念…

LEAFですが、シフトレバーやかるいステアリングなど運転感覚はほぼプリウス的なもので、違和感なし。以前レクサスHS250hで約3万キロ走行経験もあるので、エコカーの走らせ方もそれなりにわかっているつもり。
車両を受け取ったときのODOメーターは約19000kmほどでそれなりに走行している個体。
走行可能距離は「144km」でした。(これで、車両メーターは充電フルの状態!)

■出発〜首都高 京橋ICまで
本日は、あいにくの雨。しかもかなり気温が低い。
LEAFはエアコンをオンにすると走行可能距離が一気に短くなる、というのはブログでもレポートされていたので、エアコンはOFFのまま走行することとしました。しかし、走行して3分もしないうちにフロントガラスが曇って視界が見えなくなることに気がつきました・・・
そこで、デフロスタースイッチをON! 走行可能距離が一気に40km減って 105kmぐらいになりました(汗
もちろん曇りがすぐに取れて、スイッチをOFFにすると後続可能距離は元に戻るのですが、先ほどまで144kmだったのに、すでに139kmに・・・まだ実質1kmも走行していないのに5kmも減りました。果たしてこれで目的地にたどり着けるか不安が。

■首都高編〜
首都高 京橋ICから乗車。徹底的にキープレフト。とにかく法定速度内をキープするように心がけましたが、トラックなどの低速車両は抜かさないといけませんが、その都度航続可能距離が減る(気がする)ので気持ちよくアクセルを踏めません。どんどんクルマにも抜かされるのでなんだか(法定速度内をキープしていることに)罪悪感も感じてきます。
それよりなんといっても、エアコンをOFFにして走行するので、5分もしないうちにフロントガラスが曇るので、その都度デフロスターオン、すぐOFFを繰り返す必要があり非常にストレスがたまります。
また、レンタカーのためガラスにはなんの加工もされておらず、に雨滴がべちゃ〜と張り付きます。普段から撥水ガラスになれているので視界が悪くて、久々に緊張するドライブです。
こんなにフロントガラスの曇りが気になるとは・・・これはまったく予想外で、これならずっとエアコンONでもいい気もしましたが、初LEAFなので目的地までたどり着けるか不安でたまりませんのでエアコンONにはできませんでした。
ここが所有者の方と初LEAF体験者の大きな違いだと思います。

■道中〜一般道編〜
首都高から東北道へ向かいますが、東北道に乗ると周囲の車両とはスピードがあわないため危険と判断し、新井宿からは下道で。東北道とほぼ並走する、国道122号を走ります。
トヨタ/レクサスのハイブリッドカーと同じで一般道での50-65km/hぐらいの定速走行は実に安定しており、乗り心地も良好。電池の重さのおかげか、どっしりとした安定感が印象的です。1km走行してもその分走行可能距離が減るわけでもなく、一般道を走行する限りは目的地には問題なくたどりつきそうな安心感がでてきましたが、やはりエアコンONにはできません。

■到着
埼玉県北部某市に到着。約75km走行で残りの素行可能距離は約55km。
結果的にはほぼメーターの航続可能距離はおおむね正確でした。
エアコンレス、時速100kmを超えることは一度もなし、という状態でコレですので、普通のコンパクトカーと同じように運転してしまうともっと厳しい結果となったでしょう。
また助手席の家族からは常に心配の声が・・・結果的に非常にストレスがたまる往路でしたが、エアコンOFFならば100kmほどは走行できることがわかりました。ただ、もっと寒くなる冬季でのLEAFは厳しいでしょうね。せめてシートヒーターやステアリングヒーターがあれば少しは我慢できそうですが、レンタカーのLEAFにはついていません。

■復路、充電編
航続可能距離が50kmほどになったため、このままでは確実に帰れないので、近隣の日産ディーラーで充電。
事前にTELをして、急速充電器が予定通り稼働しており、先客もいないことを確認。
また、料金はなんと、「無料」!とのこと。これは大サービス。
IMG_2926[1]_R.JPG

しかも充電待ちの間はショールームでのコーヒー&茶菓子サービス。
人生初の日産ディーラーでしたが、好印象でした。
充電法も簡単で、約25分で充電容量は80%に回復!80%以上はなかなかメーターが進まないようなのでここで充電を停止し、ディーラーにお礼をして帰路に。ここでちょうど新たなLEAFオーナーがいらっしゃったので充電待ちの行列にはなりませんでした。

■帰路 一般道編
さて、ここで誤算が・・・てっきりもとの「144km」程度まで航続可能距離が戻ったのかと思っていたのですが、約82%の状態で航続可能距離は「115km」でした・・・つまり、最初の144kmというのはあれでも「フル充電」の状態だったというわけです。
日産レンタカーHPでの解説でも、貸し出しの際は「80%」の状態と記載されていたので、最初の144kmというのは80%充電の状態だと勘違いしていたのです・・・
ということで、前回より30kmほど航続可能距離が少ない状態でのドライブに不安を覚えます。

さて、デフロスターをON!瞬間に航続可能距離が一気に100kmほどに(汗
最初ほど減らないものの、果たしてここから残り75kmの距離を帰れるのか、またここからあと1時間半で果たしてレンタル時間内に返却できるのかという不安が…
速度を上げるために東北道を使えばおそらく時間的に問題がないのですが、充電を使い果たす可能性が出てくるので、やはり流れのよい一般道(国道122号)を。東北道で左側車線を延々70-80km/hでの走行は迷惑極まりありませんので・・・・

■帰路 首都高編

時間短縮のため、東北道の浦和ICから乗車。首都高接続部までとは、流れの良い国道122号とさほど所要時間はかわりませんが、途中で渋滞しているとレンタカー返却時間に間に合わないのでやむなし。
首都高も流れが良く、1台も法定速度をまもっていないと思われる状況ですが、ここはこらえて法定速度にあわせて走行。いつもの小菅や箱崎or葛西JCTの渋滞もなく、結果的には返却時間の10分前に到着、残りの航続可能距離は約30kmとこちらも当初の航続可能どおりの結果となりました。

帰りは雨が止んでいたこともあり、デフロスターを使わなかったのも大きいかも?
復路もエアコンはOFFでしたので、とにかく寒くて、またいつ電池切れになるか、またレンタル時間内に返せるのか?という不安でいっぱい。車内は常に緊張です。

クルマ自体は、初速から軽快で静かな車内、回生ブレーキもトヨタ方式ほど気にならず、移動手段としてはとてもいい印象です。法定速度域内での乗り心地も良いです。
しかし、ここまで航続可能距離が短いと高速道路利用はかなり危険ですね。オーナーの方ならば慣れているので問題ないでしょうが初めてのLEAF(EVカー)での高速道路利用はやめたほうが良いと感じました。

また、今回は日産ディーラーのおかげで充電は無料でしたが、本来は1回の急速充電で540円程度かかるそうです。約100km走行するための充電に約30分かかり、540円のコストを払う。

エコカーならリッター20kmは走行するので、5リットルの給油で済み、燃料代は700円前後。
こうなるとレンタカーとしてのLEAF利用のメリットはあまり見出せません。
片道50km未満の利用でノー充電、ということならメリットはあるのでしょう。

日産がLEAFを「マーチ」クラスの料金でほぼ常時貸出しているのは、なるほどといったところです。


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