結婚相談所の現役仲人が語る婚活の裏情報が満載！

婚約破棄の理由として最も多いのが心変わり、ようするに別に好きな人ができたというものですね。
これは男女を問わず発生する可能性が低くない現象で、今はラブラブで幸せいっぱいの人も明日は我が身かも知れません。
しかし、驚くべきことに意外と多い婚約破棄の理由に、親が反対しているからというのがあります。
実際には結婚は当事者同士の問題ですから、親は関係ないはずなのですが、やはり家族や親戚とは深い結びつきができるので、これも無理ない理由なのかと思われます。
ただ気をつけないと、親は単なる婚約破棄の体裁のいい理由であって、本当は自分自身が嫌気や不安に駆られたからということも少なくないのです。

婚約破棄には特別な理由など一切必要ありませんし、いつ実践しても個人の自由です。
これは婚約自体が法的根拠や効力を一切持たないのですから仕方のないことでしょう。
しかし、正当な事由のない婚約破棄については、民事の対象となることも多いのでくれぐれも気をつけましょう。
ちなみに、別に好きな人ができたからとか、親が反対しているからとか、相手には一切非のない個人的な理由です。
従って、婚約破棄で訴えられれば、慰謝料を支払わなければならない可能性も低くありませんし、損害賠償が発生することもあります。
とくに、婚約指輪や結納を交わした後の婚約破棄には、物的証拠が添えられますから厄介でしょう。
ただ、男性側が被害者の場合には、こうした費用をすべて女性側に損害賠償として請求できるので、まんざら悪い話ばかりでもないのです。
とは言え逆なら大変、さらに婚約破棄の慰謝料請求と、加算されますので新たな恋や結婚どころじゃなくなりそうです。

婚約破棄は本来、なるべく人目に付かないように穏便に済ませたいところではあります。
昨今は芸能人が訴えるだのなんだのと騒ぎ、それをマスコミが面白半分に取り上げます。
一般人もすぐに婚約破棄で裁判だとかと言って事を荒立てる傾向が強いのは否めないでしょう。
冷静に考えれば、別れはどちらにも非があることも少なくなく、最終的には無駄な時間と労力を使うだけという結果に終わることもしばしばです。
それならいっそ、婚約破棄を新たな人生のステップアップにできるような捉え方をするほうが賢明かも知れません。
悔しい気持ちや、悲しい気持ち、これからの不安というのはよくわかります。

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