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男女交際を禁止している高校というのが結構あるそうですが、男女交際を禁止している中学校は更に多いそうですね。
中には若い異性と手を繋いで歩いているところを見つかっただけでも、退学になる私立の中学校があるという噂もあります。
そんなことを言いだしたら、お兄さんやお姉さんと手を繋いで歩いたって男女交際しているっていうことになりますよね。
もっとも年頃の兄と妹、姉と弟が公の場で手を繋いで歩くなんてことは、滅多にないのでしょうけど。
男女交際というのはそもそも、男性と女性が仲良くお付き合いすることで、本当ならそれほど神経質になる必要はないと思います。
思春期のころに異性に興味を持つのは当然の現象、それを否定することはある意味、子供の成長を望まないことにもなるのではないかと思います。
ただ、最近は男女交際イコール恋愛、恋愛イコール性交渉という感覚が強くなってきているために、大人は冷や冷やするのではないかと考えます。

男女交際と一口に言ってもその形はさまざま、きっと中学生には中学生に相応しい男女交際があるのではないでしょうか。
そして、意外と子供の方が、今の自分たちに相応しい男女交際のスタイルというものをある程度考え、把握しているようです。
実際問題、中学生で初体験をした子の多くが年上、それも成人男女との性交渉だったと答えています。
事件にならない限り、そうした成人と少年少女との男女交際は明らかにならないだけです。
言うならば、まだ肉体的にも精神的にも未熟な中学生に、必要以上の男女交際を望んでいるのは大人の方なのかも知れないということです。

親が男女交際を頭ごなしに否定したり、必要以上に男女交際に神経質になる前に、もっとしなければならないことがあるはずです。
確かに、思春期のお子さんとのコミュニケーションは非常に難しいとは思います。
そこへ男女交際という大きな話題を持ちこむのは並大抵ではないでしょう。
けれど、お子さんが、もし間違った男女交際で心や体を傷つけることになったら、もっと大変なのではないでしょうか。
中学生の男女交際を考える上で、一つわっておいていただきたいのは、少なくとも女の子の場合、初経を迎えてもまだ完全には女性の体ができあがっていないということです。
妊娠しにくく見えても実は意外とそうでもなく、何より母体が未発達な状態のまま中絶をするのは非常にリスクの大きい行為と言えます。
そうしたことも含め正しい男女交際を親子で言葉に出して語り合うことはとても大切です。

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